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小池安雲の色の魅力

第121章

 2022年になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします! 一年の計は元旦にありと言われますが、みなさまはどんな目標を立てられましたか? 私は、「計を立てない」という計を立てました。目標を掲げて達成するのも良いですが、自分で立てた目標にプレッシャーを感じて苦しむことも多かったため、今年は何かを目指すこと自体をやめようと思ったのです。そうして今やりたいことだけに集中して正月休みにしたことは、貯蓄のシミュレーションや、新たな設備の検討や、筋肉アップのトレーニングの検索など、意外にも継続性のあるものばかりでした。結局のところ、目標として掲げるとプレッシャーに感じてしまうものでも、やりたいこととして捉えればやる気が出るあまのじゃくだったようです。

 2022年を数秘術という占術で見ると、まさにあまのじゃくのような“正反対のもの”や“対になっているもの”がテーマです。例えば、たくさん活動するためにはしっかりとした休息が必要なように、一方に力を入れることでもう一方も強くなっていくような流れがあります。メリハリが大切なので、なんとなく残業したり、見たくもないテレビをボーっと眺めたりするような、どっちつかずな行動をとるのではなく、動くなら動く、休むなら休む、サボるならサボる(!)といったように、意識的に行動していくのが効果的でしょう。

 2022年のテーマカラーは、イエローとインディゴ(紺色)です。昼と夜のように、イエローは活性や外側、インディゴは休息や内側を表します。これらの対の性質を活かすには、両者のあいだに境界線を設けることが大切です。

 境界線は、自宅の垣根のようなイメージです。外の人とも交流するけれど、門を閉めれば家庭内が侵されることはありません。2022年は、境界の内側にいる人、すなわち家族や身近な人たちとの関係性がより大きな影響をもたらします。たとえ世界中の人がNOと言っていても、隣にいる人がYESと言ってくれたらとても大きな支えになりますよね。自分の存在が、目の前にいる人の幸せに大きく寄与しているという意識をお互いが持つことで、とても平和で安定した世界が築かれます。そのコミュニティが、今年の大きな強みとなっていくでしょう。

 ここでいつものワンポイントアドバイス。インディゴは休息の色ですが、使いすぎると動く気力すらなくなってしまいます。使いすぎにはどうかご注意あれ! 

2022年1月17日付・第2568号紙面より


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