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東京国際映画祭コンペティション部門、宮沢りえ主演「紙の月」に決定

 第27回東京国際映画祭が10月23日~31日に渡り開催される。

 今年は作品重視をコンセプトとして掲げ、上映エリア拡大による多彩なジャンル紹介など例年以上の盛り上がりが期待されている。

 そしてこの度、映画祭の顔ともいえる「コンペティション部門」の日本代表作品が「紙の月」(配給:松竹)に決定。

 邦画で唯一のコンペティション部門出品となる本作は、宮沢りえが7年ぶりの映画主演を務める。原作は「八日目の蝉」をはじめとした数々の人気作品を手掛けた直木賞作家の角田光代さんの長編小説。

 メガホンをとるのは、「桐島、部活やめるってよ」を昨年の日本アカデミー賞で最優秀作品賞受賞に導いた吉田大八監督。邦画を代表するに相応しい、日本映画界最高峰のコラボレーションにより誕生した、心を揺るがす衝撃のヒューマン・サスペンスが東京から世界に向けて発信される。

【作品紹介】
 平凡な夫婦が起こした巨額横領事件。

 バブル崩壊直後の1994年。夫と二人暮らしの夫婦・梅澤梨花は、銀行の契約社員として外回りの仕事をしている。細やかな気配りや仕事ぶりによって顧客からの信頼を得て、上司からの評価も高い。何不自由ない生活を送っているように見えた梨花だったが、自分への関心が薄い夫との間には、空虚感が漂いはじめていた。そんなある日、梨花は年下の大学生、光太と出会う。光太と過ごすうちに、ふと顧客の預金に手をつけてしまう梨花。最初はたった1万円を借りただけだったが、その日から彼女の金銭感覚と日常が少しずつ歪み出す・・・。

公開:11月15日全国ロードショー

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