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ミッシェル解散ライブ映画化、舞台挨拶で能野氏「踏ん切りついた」

能野哲彦氏
舞台挨拶を行ったミッシェル・ガン・エレファント元マネージャー能野哲彦氏
 2003年に解散したロックバンド、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェル・ガン・エレファント)の03年10月11日に幕張メッセ(千葉県美浜市)で行われた解散ライブを5.1チャンネルサウンドで映画化した『THEE MOVIE –LAST HEAVEN 031011-』の舞台挨拶が19日、シネセゾン渋谷で行われ、番場秀一監督と、同バンドの元ゼネラル・マネージャーである能野哲彦氏が登場した。

 映画は、今年7月に急逝したギタリスト・アベフトシさん(享年43)の誕生日である12月16日に併せて発表。2003年10月11日、3万7000人を収容した幕張メッセでのラストライブをベースに制作された。

 公開を迎え、番場監督は「苦労は無かったです。ただ、喜びの時間でした。幕張のこのライブには‘何か’が宿っていた、すごいライブだったんだなと。できあがったこの作品を改めて観た時に思いました」と、能野氏は「いろんな人たちの力で出来上がったことが、ありがたかったです」と振り返った。

 また、元メンバー、チバユウスケさん、ウエノコウジさん、クハラカズキさんの3人について、能野氏は「実は、あの3人はこの映画をまだ観ていません。そして、3人は何も関わっていません。でも僕は、この映画を作ることを、真っ先に3人に伝えました。で、『全て任せる』と…」と話していることを明らかにした。

 最後に、番場監督は「今日は、夕日のきれいなほんといい天気で…アベさんも、二カッと笑ってんじゃないかな?」とし、能野氏は「子供の発表会を迎えるような寂しい気持ち。『ああ、これで自分の手が離れたんだな、と』でも、踏ん切りはつきましたよ。ここにいるみんなも、今日感じた気持ち周囲の皆に伝えてください。ミッシェルというバンドは終わったけれど、でも、本当の意味では終わっていないんですよ」とファンへメッセージを送った。

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