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次作007に脚本家3人を起用、EONとMGMが発表

 【ロサンゼルス13日PRN=共同JBN】EONプロダクションズのプロデューサーであるマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリ両氏とメトロ・ゴールドウィン・メイヤーは13日、ピーター・モーガン(「フロスト×ニクソン」「クイーン」)、ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド(「007慰めの報酬」「007カジノ・ロワイヤル」)の3氏が23作目のジェームズ・ボンド・アドベンチャーの脚本家となると発表した。

 ダニエル・クレイグは、EONが製作しMGMが配給する映画でイアン・フレミングのジェームズ・ボンド役をもう一度演じる。ボンド23作目は、映画史上最長のヒット作品シリーズの最新作であり、マイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリ両氏によって製作される。製作開始の期日はまだ確定されていない。

 ウィルソンとブロッコリ両氏は「ピーター、ニール、ロバートは並外れた才能があり、われわれは彼ら3人と一緒に仕事をすることを楽しみしている」と語った。

 ピーター・モーガン氏は「ラストキング・オブ・スコットランド」、「クイーン」、自身作の演劇を下地にした「フロスト×ニクソン」などの映画の受賞脚本家である。彼はまた、近日公開されるHBOの「スペシャル・リレーションシップ(Special Relationship)」とドリームワークスの「ヒアアフター(Hereafter)」の脚本を書いた。彼はこれらの仕事が完了した時点で、ボンド23作目に専念することになる。モーガン氏はUTA(米国)とインディペンデント・タレント・グループ(英国Independent Talent Group)が代理人となっている。

 ニール・パーヴィスとロバート・ウェイド両氏は1991年以来、「ミニミニ大作戦」「ジョニー・イングリッシュ」、4本のボンド映画など、さまざまなプロジェクトで協力してきた。彼らは最近、ジョン・ル・カレ著作の「ミッション・ソング」(Mission Song)を脚色し、公開予定の「ブラジリアン・ジョブ」続編を製作中である。パーヴィスとウェイド両氏はエンデバー(米国Endeavor)とカサロット・ラムゼイ&アソシエーツ(英国Casarotto Ramsay & Associates)が代理人となっている。

▽EONプロダクションズについて
 EONプロダクションズ/ダンジャク社(EON Productions/Danjaq, LLC)はブロッコリ・ファミリーが所有し、1962年から、「007慰めの報酬」などジェームズ・ボンド映画22作品を製作してきた。マイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリ両氏が製作するジェームズ・ボンド映画は、映画市場最長の連続ヒット作品で、大ヒット作品の「007ゴールデンアイ」「007トゥモロー・ネバー・ダイ」、「007ワールド・イズ・ノット・イナフ」「007ダイ・アナザー・デイ」「007カジノ・ロワイヤル」を含んでいる。EONプロダクションズとダンジャク社は関連会社であり、ジェームズ・ボンド作品の商品化をすべてコントロールしている。

 ▽メトロ・ゴールドウィン・メイヤー社(Metro-Goldwyn-Mayer Inc.)について
 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー社は、関連会社を通じて、映画、テレビ番組、ホームビデオ、インタラクティブメディア、音楽、認可商品の世界における製作・配給に積極的に携わっている。同社は約4100タイトルから成る現代映画の世界最大のライブラリーを保有している。オペレーティングユニットは、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー・スタジオ社(Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.) 、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー ・ピクチャー社(Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc.)、ユナイテッド・アーティスト・フィルム社(United Artists Films Inc.)、MGMテレビジョン・エンターテインメント社(MGM Television Entertainment Inc.)、MGMネットワークス社(MGM Networks Inc.)、MGMドメスティック・ネットワークス社(MGM Domestic Networks LLC)、MGMディストリビューション社(MGM Distribution Co)、MGMインターナショナル・テレビジョン・ディストリビューション社(MGM International Television Distribution Inc.)、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー・ホーム・エンターテインメント社(Metro-Goldwyn-Mayer Home Entertainment LLC)、MGMオン・ステージ(MGM ON STAGE)、MGMミュージック( MGM Music)、MGMワールドワイド・デジタル・メディア(MGM Worldwide Digital Media)、MGMコンシューマー・プロダクツ(MGM Consumer Products)、MGMインタラクティブ(MGM Interactive)である。さらにMGMは120近い国々に到達する国際テレビチャンネルでも事業保有権を有している。MGMの保有権は次の通りである。プロビデンス・エクイティ・パートナーズ(Providence Equity Partners)29%、TPG21%、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカ20%、コムキャスト(Comcast)20%、DLJマーチャント・バンキング・パートナーズ7%、クォードラングル・グループ(Quadrangle Group)3%。詳細はhttp://www.mgm.com/を参照。

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