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「THE CODE/暗号」初日舞台挨拶、菊之助らに拍手喝采

THE CODE/暗号
初日舞台挨拶を行った出演者
 歌舞伎界のプリンス、尾上菊之助が本格アクションに挑んだ現代劇初主演作「THE CODE/暗号」の初日舞台挨拶が9日、東京・丸の内TOEI2で行われた。主演を務めた尾上菊之助(31)ほか、ヒロイン・美蘭を演じた稲森いずみ(37)、宍戸錠(75)、松方弘樹(66)、林海象監督(51)が登場。公開を待ち望んだ観客からは大きな拍手が贈られた。以下は登壇した出演者のコメント。

 ◆菊之助 やっと初日を迎えることができました。監督が描かれる探偵は「依頼者を家族と思え」「人を信じることから始めよ」を信条として、探偵というよりも家族のように人に接している探偵たちなんですね。その仲間になれたことが光栄です。(宍戸が耳元でささやいて)美人が多いんですよね。目移りして大変でした(笑)見所満載ですので、またご家族お友達お誘い合わせの上、ぜひご覧ください。ありがとうございます。

 ◆稲森 美しい蘭と書いて美蘭(メイラン)を演じました。上海の歌姫でマフィアの女という今までにない役。撮影前、妖しくて妖艶な悲しい女をつくろうと監督と話していたんですね。現場に入ってからは海象ワールドを感じて、その世界に入れば妖しい雰囲気がだせるなぁと思いました。特にお手本はなくて、ずっと上海に住んでいる女の雰囲気も醸し出せたらいいなと思っていました。楽しんでください。

 ◆宍戸 この映画の宣伝のためにあちこち回っているけれど、今日が一番お客さん多いね!嬉しいです。映画は完成しても、観てもらわなければなんにもならない。僕はできれば旭や裕次郎、トニーがいて、ちょっと錠がいる、そんな娯楽大活劇が好きです。その点でこの映画はいい。観て面白いな!と思ったら、普段映画をみない人にも「あれだけはみてこいよ」「菊之助さんがいい。松方さんがいい。稲森さんがいい」小声で言ってください。僕はいいので(会場笑)

 ◆松方 中国の上海に長期ロケにいきました。撮影は暑さや蚊など過酷なものでしたが、中国ってやっぱりスケールが大きくて、スタジオの中で迷子になるくらい広かったんですよ。そんな中錠さんとガンアクションをやりました。年寄りの冷や水です(笑)。ついこの間も「天地人」で入れ違いになったりもしましたが、お互いに歳とってきたなというのが正直なところ。でも錠さんは相変わらず飲んでてたくましいな。僕は卒業しちゃったんですけど楽しい映画になっています。みなさんの応援、よろしくお願いします。

 ◆監督 個人的には25年前初めて撮った映画「夢みるように眠りたい」をとにかく上映してもらいたくて、フィルムを持って東映本社に来たことがあったんですね。その映画の一部が「THE CODE/暗号」の中でかかっています。25年を経て、こうしてここで上映されることにも感激している。この映画には2つの決闘シーンがあります。ひとつは友情をかけた決闘シーン。錠さんと松方さんが素晴らしいガンアクションをみせてくれます。もうひとつは愛情を挟んだ人の解放をかけた決闘シーン。これは菊之助さんと稲森さんが魅せます。この2つの決闘をぜひ映画の中でみてほしいです。アクションもさながら演技もじっくり楽しんでください。

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