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アカデミー賞8冠作品映画『スラムドック$ミリオネア』

 本年度のアカデミー賞で見事<作品賞>をはじめとした最多8部門を受賞した『スラムドッグ$ミリオネア』が、遂に4月18日から全国ロードショーされる。アカデミー賞受賞後、全世界での興行成績が更に伸びて、全米では大作『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の総合興行収入額を大きく抜き、アジアでの公開が始まると、韓国でも初登場第一位、香港では二週連続第一位、中国でもメガヒットとなるなど、世界中で快挙となっている本作の全世界で最後の公開となる日本に注目が集まっている。

 16日には公開を前にした「大ヒット」祈願して、本作の舞台となっているインドにも(ある意味…顔が?)縁の深いお笑いタレント・名倉潤が登場してイベント試写会を行った。

 名倉潤が世界中で大ヒット中の『スラムドック$ミリオネア』にいたく感動し、この映画に「他人とは思えない(笑)、リアルな登場人物たち。まるでドキュメンタリーを観ているようだった」とコメントを寄せた。

 そしてこのほど、自身初となる宣伝部長役も買って出た。満員の観客で埋め尽くされた会場で、インド人の子供たちとともにアカデミー賞受賞した本作のテーマ曲「Jai Ho」(必勝の意味)に合わせて、大の苦手だというダンスに挑戦。いきなりのむちゃ振りにもかかわらず、その場で振り付け指導を受けて見事マスター! 観客とともに『スラムドック$ミリオネア』大ヒット祈願の完璧? なダンスを披露。最後には、アカデミー賞授賞式再現ともいえる、オスカー像を8つかがげてのフォトセッションを経て、楽しくイベントが終了した。

【名倉潤の談話】
「タイの映画など東南アジアの映画ばっかりからお声がかかるのですが、この映画も顔で選ばれたんでしょうね。でも本当に素晴らしい映画だったので、初めて宣伝部長を引き受けました。」

――自宅の棚にずらりとDVDが並ぶほどの映画好きとか?

 名倉「そうですね。家にシアタールームがあります。この映画はアカデミー賞前から話題になっていて観たかったので、先に観られて嬉しかったです。出演者全てがリアル。インドのスラムもリアル。まるで僕の小さい頃を観ているような懐かしさがあって、親近感がわきました。クイズだけではなくて、愛や感動もあって、本当に素晴らしかったです」

――自身もクイズ$ミリオネアに出場経験を持つが

 名倉「僕は9問で終わりましたね。すぐに終わりました。テンポよく答えようと
思ったら、わけがわからんようになりました。なんか独特の雰囲気があるん
ですよね。その点、主人公のジャマールはすごいですね。生きていく知恵が
あります」

――子供たちと一緒に踊ったダンスについては

 名倉「ぶっつけ本番でしたが、完璧です。この音楽が好きです。インドの血が騒
いだんでしょうね(笑)。でも久しぶりに恥ずかしかったです」と大テレ。

――最後に

 名倉「『スラムドッグ$ミリオネア』は力がみなぎる映画です! 皆さんもぜひご覧下さい。(オファーは来てないですけど)僕もハリウッド映画を蹴ってでもボリウッド映画に出たいです!」と熱くアピール。

【映画のものがたり】
一問正解するごとに近づいていく、運命の恋。必ず、君を見つけ出す―。

 少年ジャマールは、警察に逮捕された。理由は、世界最大のクイズショー「クイズ$ミリオネア」に出演し、あと一問正解を出せば番組史上最高額の賞金を獲得できるところまで勝ち抜いたからだ。

 学校にも行ったことがないスラム育ちの彼が、一体どうやってすべての答えを知り得たのか?過激なまでに貧困と富が混在するインド・ムンバイを疾走しながら、〈望まなくとも答えを知ることになる〉少年の過酷な人生と運命。

クイズの答えへとつながっていく。そして、一問正解するごとに近付いていく、彼がクイズに参加した本当の“目的”とは―。

 そして明かされる、彼がクイズに参加した本当の目的とは、苦しい人生の心の支えとなってくれていた初恋の少女ラティカに、どうしても、もう一度会いたいという想いであった―。

 一問正解するごとに、近づいていく運命と希望。インド中が息を飲んで見守る中、彼に出された最後の質問は、ジャマールの人生を試すような驚くべき質問だった―。

■監督:ダニー・ボイル『トレインスポッティング』  
■脚本:サイモン・ビューフォイ『フルモンティ』
■出演:デーヴ・パテル、フリーダ・ピント、イルファーン・カーン
■原作:「ぼくと1ルピーの神様」(ランダムハウス講談社刊) 
■2008年/イギリス映画/カラー/シネスコ/ドルビーデジタル/120分
■提供:ユーズフィルム×フジテレビジョン×メディアファクトリー  
■配給:ギャガ・コミュニケーションズ

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