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家電製品の国内生産と輸入状況、海外生産による輸入品が年々拡大=ねじの世界

 家電製品の多くは今では海外で生産され、そして輸入するという形態が定着している。我が国の家電メーカーは生産コストの対策として労働コストの安いアジア諸国・地域をはじめとする世界各国に進出して現地生産し、それを日本に持ってくる。現地市場への販売や第三国への輸出も行われているが、相次ぐ円高の進行も生産拠点の海外移転を一層助長してきたといえる。

 家電製品のすべてが海外生産となっている訳ではないが、家電の品目によっては国内生産に比べて相当の高い比率が海外生産で占めているものもある。ねじ需要の有力産業である家電メーカーのこうした海外移転は、ねじ産業に対してもさまざまな影響を及ぼしてきたところである。

 そこで、家電製品の国内生産と輸入がどのような状況で推移しているのかについて、取り上げてみた。

 先ず、家庭用電気機器の輸入実績を㈹日本電機工業会の資料をもとにみると、2000年における我が国の家電の輸入実績は2、043億6、1百万円であったが、その5年後の2005年には4、993億6、6百万円に増加、さらにその5年後の昨年2010年には6、602億1、1百万円へと増加している。

 2009年の輸入実績では08年のリーマンショックによる世界同時不況のため、前年比6、3%減少の6、084億2、8百万円にマイナス実績となったが、2000年以降で前年比減となったのはこの2009年だけであり、それ以外は年々前年比プラスで輸入が伸びている。この10年間で家電製品の輸入金額は実に323.1%増という大幅な増加ぶりを示していることになる。

【2011年4月号】

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