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回復をみせるねじ輸出、金額36%増の2320億円 下期は円高が影響か=ねじの世界

 財務省は2010年11月分の貿易統計(速報)を12月22日発表した。同速報によると11月の輸出総額は前年同月比9.1%増の5兆4,411億円となり12カ月連続の増加となった。鉄鋼が21.3%増,金属加工機械が107.2%増,原動機が18.5%増と伸びて寄与し,11月としては過去4位となった。

 地域別では米国向けが1.2%増の8,697億円でllヵ月連続の増加と微増にとどまったが,EU向けは10.1%増の6,567億円と2ヵ月ぶりの増加に転じ,アジア向けは13.0%増の3兆459億円で13カ月連続の増加,中国向けは18.3%増の1兆907億円で同様に13ヵ月連続の増加となった。

 こうした動向の中で,ねじ輸出も回復をみせている。11月分のねじ輸出は,前年同月比9.1%増の26,392トン,金額は6.7%増の201億3,6百万円であった。2010年1~11月までの輸出状況では,前年同期比42.6%増の293,445トン,金額も36.0%増の2,320億7,8百万円となった。

 また,2010年上半期(1~6月)のねじ輸出をみると前年同期比数量で81.1%増の156,206トン,金額は69.2%増の1,255億7,6百万円と大きな回復をみせた。これに対して,2010年下半期(7~11月までの分)では,前年同期比数量で14.8%増の137,238トン,金額は10.5%増の1,065億2百万円で,上半期実績に比べてみると伸び率では低下の傾向となっている。この状況は,昨年8月頃からの急激な円高の進行にも起因しているものと思われる。

 何れにせよ世界経済の立ち直りの方向を背景にして,我が国ねじ輸出も回復を辿っているのは確かということができる。

【2011年1月号】

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