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マスター工業 新社長に稲上大三氏が就任

 【ねじ・ネジ・業界紙】 マスター工業(株)(本社=東大阪市七軒家)ではこのほど、社長の稲上武弘氏が会長となり、後任の代表取締役社長には副社長の稲上大三氏が就任した。

 同社は、昭和35年に稲上武弘氏がねじに関わる多種多様な製品の販売を主業務に個人事業の稲上商店として創業。その後、順調な業績の拡大及び将来的な企業展開など見据えた判断の基に昭和43年、株式会社を設立。
 これを機に、タッピンねじ、小ねじ類の専業メーカーに転身。市場ニーズの複雑化や製品に求められる高品質化等への対応を目指した生産体制の確立に取り組み、最新鋭の製造機械並びに検査・測定など周辺機器の積極的な導入を図るとともに、緩み止め加工を行なうスコッチグリップ工場、月産300トンの生産能力を誇る伊賀工場(三重県)を開設。
 市場へ提供する製品群は信頼の“トンボ印”をトレードマークに、一般規格品からユーザー仕様の特殊多形状ねじ等と幅広く、それらの各アイテムはニーズを的確に捉えた機構部品に位置付けられている。


第2202号3面

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