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ヤハタ 宇宙実験用の野菜工場共同開発

 【ねじ・ネジ・業界紙】 (株)ヤハタ(本社=大阪府八尾市。八幡公造社長)では、大阪府立大学が取り組む宇宙空間における食用植物育成反応実験の専用装置として、取引先企業のMRT(八尾市)および大志製作所(東大阪市)の3社共同で「ベジスタ・野菜工場システム」を開発。先般、飛行機へと搭載した無重力に近い環境テストが行なわれた。将来的な宇宙生活を見据えた一つの試みである。
 同社では今後も設計・部品調達・組立てなど商社機能を発揮した参画を通じて、様々な市場ニーズを満たす企業力の強化に努めていくものとしている。

 この実験は、府立大が宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同研究契約に基づいて実施するプロジェクト。今回で4回目。過去の実験では、手作り的な装置並びに設備を中心に用いてきたことから、過酷な無重力に近い条件下(0・01G)での耐久性や正確性などに不備がみられた。この解決に着目したのが、近年の家庭菜園ブームに関連してMRTが開発販売する室内向け卓上型の“癒しの食育BOX・リビングベジスタ”である。

 ヤハタは、ベジスタ製品化の構想段階より参画。永年培ってきた商社機能とグローバル分野での活動実績を活かして設計、コーディネートなどに携わってきた。今後、一般家庭向けに加え大学授業(インキュベーター)などの理化学用や、より小型化した透明タイプが順次製品化を予定。

 府立大側では、4回目の実験にあたってベジスタの採用による取り組みを決定し、同製品メーカーのMRTに特別仕様製作の協力を要請。ヤハタの開発事業部と、同社取引先である大志製作所の3社共同でプロジェクト用の専用装置開発が行われ、ベジスタを応用した実験用の第一号機として府立大に納入された。
 3月初旬には、富山湾沖周辺の上空で専用装置を搭載した飛行機が、放物線飛行(パラボリックフライト)によって人工的に無重力に近い環境を作りだすテストを実施し、宇宙空間における食用植物育成反応実験の専用装置として無事に役割を果たした。

 今後は更に装置の改良・高度化を重ねて宇宙用野菜工場の開発へと発展させ、国際宇宙ステーション“きぼう”において日本が担当する食糧確保分野への挑戦も視野に入れている。

 
第2143号11面

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