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ヒタチ 雇用調整助成金の申請について

 【ねじ・ネジ・業界紙】 ねじ業界でも雇用調整助成金制度を利用する企業は増えているが、書類の作成に手間が掛る等々の声も多い。

 (株)ヒタチ(埼玉県富士見市)の中野一宏社長は自社の体験から「書類を完璧に揃えなくても受付けてくれる。半分くらい資料を用意できたら、早く申請に行ってしまった方が楽」と語っており、同業者の参考になればと、2月初旬におこなった申請時の経験をもとに書類・資料のポイントを以下のとおり纏めてくれた。

 【提出書類は3つ】
 (1)休業等実施計画届=指定様式あり。(2)雇用調整実施事業所の事業活動及び状況=指定様式あり。(3)月別事業活動及び雇用の状況=直近3か月の売り上げや生産高の減少を書く。当社は生産高にて申請した。売り上げより簡単です。ネジ製造メーカはヘッダー、転造など出荷本数と加工本数がリンクしないので生産高を使用した方がいいと思う。

 【添付資料】
 (1)労使間の休業についての協定書。(2)労使協定に署名押印した労働代表が従業員の過半数を代表するものを確認できる委任状。(3)直近3か月及びその前3か月の月ごとの生産高が確認できる書類=当社は作業日報を使用した。日々の生産本数が書いてあるので上記(提出書類3)にも使用できたので手間が省けた。従業員毎に数値を出さなくてはならないので結構な時間がかかる。またこの数値は必ずチェックされます。

 (4)休業予定一覧表=指定様式あり。注意しなければならないのは事前申請でなくてはならない事。例えば申請は週休3日だが4日休んでも後から付け足しはできない。なので予め多めに申請しておかなくてはならない。(5)業務内容、資本金を確認できる書類=10人以下の会社であれば商業登記簿謄本でOK。それ以上であれば定款、法人税確定申告の写し、会社案内(なくても可)などが必要になる。(6)労働者数を確認できる資料=労働者名簿でOK。会社組織図や社員名簿でも可。(7)賃金締切期間、所定労働日、所定労働時間、賃金構成を確認できる書類=就業規則、給与規程(なければ過去1年間の賃金台帳でも可)、年間休日カレンダー(2年分必要)。

 (8)最近1年間の生産高、出荷高、売上高を確認できる資料=これは決算報告書の最初から5ページ分でOKです。(9)最近1年間における主な得意先及び仕入先の取引額を記入した書類=上位5社づつでOKです。(10)最近6か月の就労状況が確認できる資料=一番簡単なのはタイムカードのコピーだがなければ出勤簿を作成すれば代用できる。但し賃金台帳も提出するので、つじつまが合わないとダメ。

 以上は、現在の状況(要件・提出書類の緩和)や各ハローワークによって若干の違いがあるかもしれないが、中野社長は「1日でも早く行動する事をお勧めします」とコメントしている。


第2105号3面

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