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米マイクレル社、MIC69xxxシリーズを発売

 サンノゼ(米カリフォルニア州)2日PRN=共同JBN】アナログ、高帯域通信(HBC)、イーサーネットICソリューションの業界リーダーである米マイクレル社(ナスダック:MCRL)は2日、超低電圧リニアレギュレーターの新ファミリーであるMIC6910x/15x/30xを発売した。このデバイスは1・65ボルトまでの低い入力電圧で作動する新しい高電流シングルサプライLDOファミリーの一部である。このソリューションは工業、医療、通信、コンピューティング、消費者市場向けで、サーバー/ルーター、コンピューティング周辺機器、LCD/プラズマTV、工業用/医療用ポイント・オブ・ロード・アプリケーションをターゲットとしている。同ICは現在量産品が入手可能であり、価格は1000個単位で1・13ドルから始まる。サンプル品はマイクレルのウェブサイトhttp://www.micrel.com/ProductList.doから入手可能。

 マイクレル社のパワー製品マーケティング担当アンディ・カウェル副社長は「MIC69xxxファミリーは現在マイクレルが提供できる中で入力・出力電圧レンジ、ドロップアウト電圧、出力電力オプションで性能上最高のコンビネーションを提供する。このLDOファミリーはより低い電圧レール採用へと向かっている業界全体の傾向に合うよう設計されている。これらのLDOはさまざまなパッケージとともに異なる電流レベルを提供することによって広範囲のアプリケーションに適応している」と語った。

 MIC6910x/15x/30xシリーズは5・5ボルトから最低1・65ボルト、プラスマイナス1%のイニシャル出力精度を持つシングルサプライ作動を備えている。デバイスはセラミック製キャパシターを備え極めて安定しており、MIC69301/2は3Aまで、MIC69151/3は1・5Aまで、MIC69101/3は1Aまでの電流に適している。このICは必要とする外部部品を減らしてコストを削減する一方で、設計者に異なる電流オプションという柔軟性を与える。これらのリニアレギュレーターは優れたラインとロードの規格と、ロジック管理シャットダウンと温度シャットダウン、電流制限などからの保護を備えている。このデバイスは強化された電力ハンドリング能力・信頼性に加えて耐熱強化パッケージのe-PadS0-8、MLF(登録商標)、S-PAKで提供される。

 ▽マイクレルについて
 マイクレルは世界中のアナログ、イーサーネット、高帯域通信市場向けのICソリューションの世界的な大手メーカー。同社製品には最先端のミックスドシグナル、アナログ・パワー半導体、高性能通信、クロック・マネジメント、イーサーネット・スイッチ、PHYトランシーバーICなどが含まれる。顧客には、民生・工業・モバイル・電気通信・自動車・コンピューター製品の大手製造企業が含まれる。本社と最先端のウエハ-製造設備は米カリフォルニア州サンノゼにあり、米州、欧州、アジア全域に地域販売とサポートのためのオフィスと先端技術設計センターが置かれている。同社は世界に広範な流通、販売代理店ネットワークを維持している。詳しい情報はWeb: http://www.micrel.comを参照。
(注)MLFはAmkor Technologyの登録商標。

(共同通信PRワイヤー)


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