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米マイクレル社がロージッターのシンセサイザーを発売

 【サンノゼ(米カリフォルニア州)16日PRN=共同JBN】アナログ、高帯域通信(HBC)、イーサーネットICソリューションの業界リーダーである米マイクレル社(ナスダック:MCRL)は16日、ロージッター性能の精密周波数シンセサイザーであるSY89610Lの発売を発表した。

 新しいデバイスはデータコム、テレコム、サーバー、ストレージ各市場の特にSONET/SDH、10GeB・LAN・PHY、アッドドロップMUSなどのアプリケーションを対象にしている。このICは現在量産品で発売され、価格は1000個発売時点で1個12・84ドルから始まる。サンプルは同社ウェブサイト(http://www.micrel.com/ProductList.do)からオンラインで注文できる。

 マイクレルのトーマス・S・ウォン副社長(高帯域製品担当)は「この種デバイスのコストは、それぞれ60ドルを超えることになる。当社の新しいデバイスは、ほぼ5の因数でコストを下げているだけでなく、実装面積上の必要条件を減らしながらノイズを除去することができる、最後に、SY89610Lは通常1ps_rms出力の低ジッターである。市場にあるほかのシンセサイザーは通常はなお40ps_rmsのジッターである」と語った。

 この製品は19MHzと694MHzの間の選択的な周波数クロックとなり、非常に低いジッターによる周波数を選択できる。デバイスへの入力は、最大限の柔軟性を持たせるためLVDS、LVPECL、CMLなどACカップルドあるいはDCカップルド差動信号を受け入れる。このICはLCタンク回路VCD(電圧制御発振器)と自動調整回路を備えている。同製品は実装面積を節約する32ピンMLF(登録商標)パッケージで提供される。SY89610Lは現在市場にあるデバイスより低ノイズの性能があり、何らの外付け部品を必要としないので部品表(BOM)をさらに低減する。

 ▽マイクレルについて 
 マイクレルは世界中のアナログ、イーサーネット、高帯域通信市場向けのICソリューションの世界的な大手メーカー。同社製品には最先端のミックスドシグナル、アナログ・パワー半導体、高性能通信、クロック・マネジメント、イーサーネット・スイッチ、PHYトランシーバーICなどが含まれる。顧客には、民生・工業・モバイル・電気通信・自動車・コンピューター製品の大手製造企業が含まれる。本社と最先端のウエハ-製造設備は米カリフォルニア州サンノゼにあり、米州、欧州、アジア全域に地域販売とサポートのためのオフィスと先端技術設計センターが置かれている。同社は世界に広範な流通、販売代理店ネットワークを維持している。詳しい情報はWeb: http://www.micrel.comを参照。
(注)MLFはAmkor Technologyの登録商標。

(共同通信PRワイヤー)


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