ＲＴＬＳのエカハウが802・11ｎに対応と発表
【サラトガ（米カリフォルニア州）５月２９日ＰＲＮ＝共同ＪＢＮ】Ｗｉ―Ｆｉベース・リアルタイム測位システム（ＲＴＬＳ）の有力プロバイダーである米エカハウ社は２９日、同社のエカハウＲＴＬＳ測位追跡ソリューションとエカハウ・サイトサーベイ(ＥＳＳ)Ｗｉ―Ｆｉネットワーク設計・最適化ツールの両方が次世代無線ＬＡＮ標準の８０２・１１ｎでシームレスに作動すると発表した。
企業は既に無線カバー範囲や速度を含む一連の性能向上を提供する８０２・１１ｎを採用し始めている。ＡＢＩ調査によると、２００８年のすべてのＷｉ―Ｆｉチップセットのうち４７％が８０２・１１ｎドラフト２・０になるだろうという。エカハウの発表はＷｉ―ＦｉＲＴＬＳとサイトサーベイ市場における同社の主導的立場を強化し、同社の技術が引き続きＷｉ―Ｆｉの発展と標準そのものをサポートし続けることを確認している。
エカハウのパウリ・ミシカンガス最高技術責任者(ＣＴＯ)は「８０２・１１ｎは企業ネットワーク市場における次の大きな波であり、この深標準で当社のソリューションが引き続き作動するのは極めて重要なことである。８０２・１１ｎではシグナル測定の質は実際に増加するためエカハウＲＴＬＳソリューションの精度に好ましい影響を与える。当社の特許である確率アルゴリズムは他の高性能でないシステムとは異なり複数のアンテナを備える８０２・１１ｎのＭＩＭＯ技術の長所を完全に取り入れられる」と語った。
８０２・１１ｎはレガシー・システムに性能向上を提供する半面、プラグ・アンド・プレー技術とはかけ離れている。８０２・１１ｎはデータ、音声、測位での使用で完全な恩恵を得ようとするには設計、展開に十分な考慮を払わなければならない。
ＥＳＳソフトウエアは企業が８０２・１１ｎを設置するに当たってオフサイト設計、設置後検査の両方とトラブルシューティングを行う手助けとなる。企業はＥＳＳによるネットワーク・カバー範囲のグラフィックスによる視覚化によって、「ネットワークを視認」でき性能を最大化することが可能になる。今度の新しいＥＳＳは８０２・１１ｎユーザーに以下のような機能を提供する。
― オフサイト・ネットワーク設計での信号予測
― ネットワーク・カバレッジと作動を検査するサイトサーベイ
― 使い勝手の良い一目で分かるネットワーク状況分析
― ネットワーク作動中ワンクリックでのトラブルシューティング補助
― カバー範囲、干渉、データレートなどネットワーク特性の視覚化
― チャンネル・ボンディング、ストリーム数、レガシー・サポートノードなど最も一 般的なアクセスポイント・パラメーターへの影響の視覚化
― ＩＴ管理者、設置担当者へのリポート作成
― 簡単にエカハウＲＴＬＳ展開を行えるようにするサイトサーベイ・データの使用
ＥＳＳはサーベイ・データからＲＴＬＳ設置モデルを作成することによって、通常のＷｉ―Ｆｉサイトサーベイの後ＲＴＬＳ展開を可能にできる市場で唯一のサイトサーベイ・ツールである。ＥＳＳで分析されたＷｉ―ＦｉネットワークであればどれでもＷｉ―ＦｉタグとＲＴＬＳソフトウエアで資産と人員を追跡する準備が整っている。８０２・１１ｎをサポートするエカハウＲＴＬＳ４・Ｘは現在利用可能である。８０２・１１ｎをサポートするＥＳＳ４・５は２００８年第３四半期に出荷予定。サポート、保守契約をしている既存の顧客には８０２・１１ｎサポートのＥＳＳが無料で届けられる。
▽エカハウ社について
エカハウはＷｉ―ＦｉベースのＲＴＬＳソリューション提供の業界リーダーである。フォーチュン５００企業に入っている数社を含むエカハウの顧客は、Ｗｉ―Ｆｉベースの測位サービスと革新的なＷｉ―Ｆｉネットワーク計画、最適化ツールの利点を認めている。エカハウ・ソリューションは世界中の１５０以上の病院で使用されており、製造業者、鉱業・石油・ガス会社、政府機関、軍隊でも同様に使用されている。エカハウのパートナーには、無線企業アプリケーションを開発、販売している無線ソフトウエア・デベロッパー、大手システム・インテグレーター、国際的なＯＥＭパートナーが含まれている。エカハウは米国に本社を置く会社で、米カリフォルニア州サラトガ、バージニア州レストン、フィンランドのヘルシンキ、中国の香港に事務所がある。エカハウについての詳しい情報は http://www.ekahau.comを参照。
（共同通信ＰＲワイヤー）
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- ［国際情報］ＲＴＬＳのエカハウが802・11ｎに対応と発表 2008/06/02 月曜日
