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米アナディジックス社がパワーアンプAWT6281を発表

 【ウォレン(米ニュージャージー州)24日PRN=共同JBN】米アナディジックス社(ナスダック:ANAD)は24日、EGSM(バンド8)UMTS無線ネットワーク用の先進的第3世代携帯端末向けに特に製造したAWT6281HELP3(商標)WCDMAリニアパワーアンプ(PA)を発表した。新しいパワーアンプは、現在高速パケットアクセス(HSPA)ネットワークを使用する第3世代携帯端末とデータカードを作動させる上で極めて重要な作動時間を延長する。AWT6281は大手チップセット製造業者によってレファレンスデザインとして特定されている。

 アナディジックス社副社長兼無線事業部門ゼネラルマネジャーであるアリ・ハチブザデ博士は「第3世代パワーアンプの大手サプライヤーとしてアナディジックス社はAWT6271WCDMA・PAの追加で製品ポートフォリオを拡大した。EGSMバンドでのWCDMA・HSPAの生産はアナディジックス社の無線ビジネスにもうひとつのわくわくするような市場チャンスを提供する」と語った。

 AWT6281はアナディジックス社最新の第3世代HELP3(商標)WCDMAリニアパワーアンプ・ファミリーとしてHSDPAとHSUPA必要要件に完全に合致し、競合製品と比べて平均75%も電流消費を削減する。このPAはDC/DCコンバーターなしで7mAという極めて低い静止電流を提供し、外部電圧レギュレーターを必要無いようにする。内蔵型の4ミリx4ミリ表面実装パッケージは出力、効率、リニアリティーに最適化された対応ネットワークを組み入れる。AWT6281の優れたパフォーマンスと統合能力はアナディジックス社が特許を持つInGaP-Plus(商標)技術を使用することで達成された。InGaP-Plusは同じガリウム・ヒ素ダイ上でバイポーラとFETデバイスを結びつける技術。

 アナディジックス社のAWT6281PAはUMTS900操作に特化して製造されており、大手製造業者に世界でUMTS900への転換を成功させるために必要な先進的第3世代携帯端末とデータカードの設計・開発を可能にする。GSM協会のためオーバム・コンサルティング(Ovum Consulting)が行った市場調査(注)は以下のように指摘している。

 「UMST900はUMTS2100に比較して44%(都市部で)から119%(地方で)の間でノードBごとにカバー範囲を増加させる。これは主として低周波数帯域の伝播特性によるもので、通信事業者にとって新しい選択肢とより大きなサービスの可能性となり、より低い設備投資とモビリティ利益の増加に直結する。市場はUMTS900バンドと他のGSM、UMTSバンドも同じように作動するたくさんの携帯端末で埋まることを必要とするため、携帯端末の入手可能性はUMTS900の大量生産が成功に不可欠である」。

 (注)UMTS90の市場調査。GSMへのリポート。プロジェクト番号CLW28。バージョンVI。オーバム・コンサルティング、ロンドン。2007年2月。

 アナディジックス新AWT6281HELP3(商標)WCDMA・PAは現在入手可能。製品特性については www.anadigics.com/products/handsets_datacards/wcdma_pawer_amplifiers/awt6281 を参照。

 製品価格、サンプルについてはwww.anadigics.com/worldwide_salesを参照するか、電話+1-908-668-500、ファックス+1-908-668-5132でアナディジックス社へ。

 ▽アナディジックス社について
 アナディジックス社(ナスダック:ANAD)は急成長しているブロードバンド無線・有線通信市場における半導体ソリューションの有力プロバイダー。創立は1985年、本社は米ニュージャージー州ウォレンにある。受賞した同社製品にはパワーアンプ、チューナー集積回路、アクティブ・スプリッター、ラインアンプ、その他部品が含まれ、内蔵無線周波数・フロントエンドモジュールとして単品もしくはパッケージで販売される。詳しい情報はウェブサイト www.anadigics.comを参照。

(共同通信PRワイヤー)


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