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JFE、シンガポールのスカイパーク建設工事を受注

巨大空中庭園Skypark建設工事 JFEエンジニアリングが、シンガポールで建設中の一大リゾート向け空中庭園スカイパークの建設工事を受注した。同リゾートはカジノの他にホテル、会議場、美術館、ショッピング・レストラン街を備えた一貫リゾートで、米ラスベガス・サンズ傘下のマリナベイ・サンズが事業を進めている。

 スカイパークは地上190メートル、55階建の3つのホテル棟をまたがる舟形構造で、幅40メートル、長さ360メートル、棟の間を結ぶ2つの橋と67メートルに及ぶ空中の張り出し部などで構成されている。スカイパークからはシンガポールの海、高層ビル群や遠くまで広がる南国の緑を360度の眺望で楽しむことができるほか、庭園内ではスパ、プール、レストランが設けられ、多くの観光客の来訪が期待されている。

 建設工事は、JFEエンジニアリングを筆頭とする地元ヨンナム(Yongnam)社とのJVで受注、総重量は5200トンの鋼材を使用している。地上で組み立てられた最大700トンにも及ぶ構造物を高度190メートルまでジャッキアップするメガリフト(Mega Lift)という工法を考案し、施工上の様々な制約に対応している。

 JFEエンジニアリングは1982年以来、シンガポールで一番の高さを誇るUOBプラザ、OUBサントレ(共に280メートル高)を始めとする8件の超高層ビル鉄骨工事を手掛けてきており、スカイパークはそれら建築での実績に加え、橋梁建設の技術を融合した世界でも例を見ない構造物となる。


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