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JADCと三菱重工など、ボーイング社の次世代大型旅客機「777X」開発・量産に参画

 一般財団法人日本航空機開発協会(JADC)と、三菱重工業、川崎重工業、富士重工業、新明和工業、及び日本飛行機の5社はこのたび、ボーイング社と次世代大型旅客機「777X」の開発、量産事業に参画するための主要契約条件に関する覚書に調印した。

 777Xの機体構造分担については、現行777における各社担当の踏襲を基本として、三菱重工業が後部・尾部胴体及び乗降扉を、川崎重工業が前部・中部胴体、主脚格納部、貨物扉及び圧力隔壁を、富士重工業が中央翼、中央翼・主脚格納部結合、主脚扉及び翼胴フェアリング(前部)を、新明和工業が翼胴フェアリング(中・後部)を、日本飛行機が主翼構成品を手掛ける計画。日本企業全体の製造規模は、777Xでは胴体延長による機体の大型化などにより、現行777を上回るものとなる。

 777Xは、旅客の評価が高く航空輸送市場をリードする大型双発旅客機777シリーズの後継機で、777-8X及び777-9Xで構成。777Xは、現在-9Xを開発中で2017年に製造を開始、初号機の引き渡しは2020年を予定している。


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