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三菱重工、福島第一原発向け工場完成型汚染水貯蔵タンクを出荷開始

 三菱重工業はこのほど、東京電力株式会社福島第一原子力発電所向け汚染水貯蔵タンクの出荷を神戸造船所二見工場(兵庫県明石市)で開始した。同発電所向け汚染水貯蔵タンクとしては初の工場完成型タンクで、5月までに計10基を出荷する予定。

 今回納入する縦置き溶接構造タンクは炭素鋼製で、直径8.1m、高さ15.6m、厚さ16mm、容量700m3。東京電力では現在、汚染水を貯蔵しているフランジ構造タンクや横置きタンクから、縦置き溶接構造タンクへのリプレースや増設を進めているが、これらのタンクはその一翼を担うこととなる。


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