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大同特殊鋼、4月納入分からステンレス鋼の販売価格を値上げ

 大同特殊鋼は、ステンレス鋼(棒鋼・線材・形鋼)について2014年4月納入分から約10%のベース価格改定(値上げ)を実施する。

 LMEニッケル価格は大きな変動がないものの、2013年来の円安を受けて電力等のエネルギーコストや諸資材のコストは高騰。さらに、4月以降に電気料金の値上げも予定されている。

 ステンレス鋼(棒鋼・線材)の足元の需要環境は、自動車関連向け需要が長期にわたり堅調を維持。また、IT・弱電関連の前期の在庫調整の解消に加え、産業機械向けが2013年秋から回復基調にあり、市中では一部サイズで品薄感が出てきている。この状況を受け、同社のステンレス鋼の生産水準は足元でほぼフル能力に近づきつつある。なお、来期以降についても、半導体設備投資の増加、補正予算の上積みによる公共事業向けの需要増等により、産業機械向けの需要回復は継続するとみている。


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