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GKNドライブラインが中国・重慶の生産能力拡大へ

【重慶(中国)2013年9月18日PRN=共同JBN】GKNドライブライン(GKN Driveline)は中国での業務拡大を継続、重慶工場の生産設備を拡大へ

 GKN重慶ドライブシャフト(GDC)(GKN Chongqing Driveshaft )は、約1万2000平方メートルの用地に4390万ドルを投じて新工場を建設する。完成は2014年の予定。工場拡張によって重慶周辺地域のOEM向けに生産しているCVJシステムの現地生産化が実現する。生産開始は2014年7月の予定で、工場完成後は年間100万台分以上の生産能力を持つことになる。

 GKN Automotiveのアンディ・レイノルズ・スミス最高経営責任者(CEO)は「重慶は 中国南西部における自動車生産センターであり、顧客の需要が急拡大して、2015年の乗用車販売台数は200万台に達する見込みとなっている。当社が中国国内で急速に設備を拡大することで、長安フォードなど当社の顧客サービスがより拡充できるとともに、現地生産化で供給チェーンがより効率的となり、今後もサービス水準が向上する。当社はこれまで成功してきた高水準の8カ所の工場操業ベースがあったが、新工場はこれに新たにもう1つが加わることになる」と述べた。

 GDCは2006年8月の設立で、GKNと上海GKNドライブシャフト(Shanghai GKN Driveshaft Co., Ltd. 、SDS)、中国長安汽車による合弁会社。CVJシャフトが主力製品で、長安フォード、長安マツダ、長安スズキ、長安、JAC、長城、BAICモーター、SGMWが主要顧客となっている。

 ▽GKNドライブラインについて
 GKNドライブライン(GKN Driveline)は自動車の駆動系部品とシステムの世界的な主要メーカー。グローバル企業として世界の主要自動車メーカーを顧客に持っており、GKNドライブラインは、最も小さい超低コスト乗用車から、最も複雑な運転力学が必要とされる最高級の自動車向けまで、広範囲な駆動系自動車部品の開発、製造、供給を行っている。

 CVJシステム、AWDシステム、トランス・アクスル・ソリューション、eドライブ・システムではGKNドライブラインは世界的主要メーカーで、22カ国、58カ所で操業している。従業員は2万2000人。

 中国におけるGKN - GKNは1988年、中国の自動車部品産業に投資した初の西側企業となった。生産能力拡大に向けた25年以上にわたる投資と発展を行った結果、GKNは現在、中国では14カ所で操業し、1カ所は現在建設中。従業員は5500人以上で、農業や建設などを含む部門で高成長を遂げている多くの市場にも製品を供給している。

 ▽GKNグループについて
 GKN plc は自動車、航空宇宙、地上設備関連を主な市場としている世界的なエンジニアリング・ビジネスの企業。32カ国以上で事業を展開しており、子会社、合弁会社を合わせた従業員は約4万8000人。2012年末までの1年間の売上高は69億ポンド。GKNはロンドン証券取引所に上場している(LSE: GKN)


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