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新日鐵住金が電縫管事業再編、住友鋼管と日鉄鋼管は合併へ

 新日鐵住金、住友鋼管および日鉄鋼管は29日、3社が営む機械構造用および一般構造用等電気抵抗溶接管事業の事業体制の最適化を目指し、住友鋼管と日鉄鋼管の合併を中心とした再編に合意したと発表した。

 その内容は<1>住友鋼管と日鉄鋼管の合併<2>新日鐵住金と統合新会社間での販売品種の再編・最適化<3>新日鐵住金が保有する海外電縫管事業会社株式又は持分の統合新会社への譲渡―。なお、住友鋼管は、2013年8月1日を効力発生日とする株式交換により、新日鐵住金の完全子会社となっている。

 合併では、住友鋼管を存続会社とする吸収合併の方式を採用。4月26日に基本合意書が締結され、29日に合併契約を締結。10月1日に実施される予定。統合新会社は「日鉄住金鋼管株式会社」。

 販売品種の再編・最適化では、新日鐵住金の販売品種は、素材開発や上工程、他品種(薄板、棒鋼、シームレス管等)との連携を必要とする開発品とし、総合鉄鋼メーカーとしてのリソースを活かし、ユーザーの使用部材の品種変更や製造プロセスの大きな改善等に対応する。日鉄住金鋼管の販売品種は、既存製品や製造方法の延長にある開発・改善品とし、電縫管専門メーカーとしての技術・知見を活かし、ニーズへのきめ細かい対応を目指す。販売品種移管は2014年4月1日を目途に実施される。

 新日鐵住金が保有する海外事業会社株式等の日鉄住金鋼管への譲渡では、各当該国での株式等移管手続きに大きな支障がない限り、新日鐵住金が保有する全ての海外電縫管事業会社の株式等を2014年1月1日をもって日鉄住金鋼管へ譲渡する予定。

 国内生産体制の最適化では今後、早期の効果発揮を目指して具体策の検討を進めていく。


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