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富士通、FPCの指紋技術を搭載した初のスマホを発売

 【イエーテボリ(スウェーデン)2013年8月19日PRN=共同JBN】富士通のF-07Eアンドロイド・スマートフォンが日本全国のNTTドコモショップで発売された。これはディズニー・ブランドのスマートフォンで、Fingerprint Cards(FPC)のスワイプセンサー技術が搭載されている。

 富士通の高田克美モバイルフォン事業本部長は「スマートデバイスに搭載されるフィンガーセンサーは、デバイスの安全を保つうえでもユーザーの利便性を高めるうえでもますます重要な手段となっている。スマートフォンのフィンガーセンサーは、富士通のちょっとしたトレードマークになっており、Fingerprint Cardsの1080スワイプセンサー技術を追加することによって、スマートフォン・ユーザーが簡単な指紋セキュリティーを通じて便利に使えるように支援するための一歩を踏み出した」と語った。

 FPCのヨハン・カールストローム社長兼最高経営責任者(CEO)は「日本市場は高品質かつ高性能な基準で定評がある。富士通とドコモは、世界で最も経験がある指紋センサーのユーザーである。このように要求が厳しい市場でFPCのスワイプセンサー技術を使ったスマートフォンが発売されたことは大変うれしい。今回の発売は、FPCが最高品質、最高の画像品質、低消費電力の容量性指紋技術のサプライヤーとして、世界をリードしていることを示す証拠である。われわれは2013年以降には日本をはじめとするアジアで多数が発売されると期待している」と語った。

 ▽Fingerprint Cards AB(株式公開企業)について
 Fingerprint Cards AB(FPC)は、個人固有の指紋を分析、照合することによって個人の身元を認証する生体認証コンポーネントおよび技術を販売、開発、製造する。この技術は、生体認証センサー、プロセッサー、アルゴリズム、モジュールで構成され、それぞれが個別ないしは組み合わせによって使用できる。

 FPCの技術は、独自の画像品質、超堅ろう性、低消費電力、一体となった生体認証システムなどによって競争的優位性を提供する。同技術はこれらの優位性に加え、極めて安価な製造コストを実現できることによって、その特質が強く求められるスマートカード、携帯電話などの量産製品に実装することができる。同社の技術はIT、インターネット・セキュリティー、アクセス・コントロールなどにも利用できる。


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