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メディアテック、3Gスマホ向け世界初トリプルSIM技術

【新竹(台湾)2013年7月25日PRN=共同JBN】無線通信とデジタル・マルチメディア・ソリューションの大手ファブレス半導体企業であるメディアテック(MediaTek Inc.)は25日、3G Androidスマートフォン向けに世界初のトリプルSIM技術を発表した。新興市場でのマルチSIMデバイスに対する需要拡大を受けて登場したこの最先端のソリューションは、ブラジルでLGエレクトロニクスのOptimus L4IIスマートフォンに搭載されて商品化された。

3GトリプルSIM技術は、メディアテックのデュアルSIM先行技術の成功に基づき開発されており、3枚のSIMカードの同時使用を可能にする。それぞれのカードは電話送受信、データ送信、SMSメッセージ送信が可能で、バッテリー寿命を過度に消費することなくスタンバイモードを保つことができる。

3GトリプルSIMの主要な機能は、高度な安定性であり、通話の中断ないしは低品質な通話が起きるのを防ぐため、マルチSIMチップセット技術の最先端メーカーとしてのメディアテックの評価を再確認するものである。

LGエレクトロニクスの製品計画グループ責任者であるブライアン・クォン氏は「メディアテックは長年、マルチSIMモバイルデバイス向けの最先端ソリューションを提供してきた。3GトリプルSIMはそれをあらためて示したものである。画期的な技術のおかげで、当社の最新スマートフォンは顧客の接続オプションを大幅に拡大し、それによって顧客は複数の料金プランの特典を生かすことができる」と語った。

メディアテックの先端技術に加え、3GトリプルSIM技術は、エンドユーザーが必要なときにはマルチSIM機能を直ちに調整ないしは切断できるユーザーインターフェースを内蔵しており、それがメーカーのターンキーソリューションとして役割も果たす。

メディアテックのスマートフォン事業部門のゼネラルマネジャーであるジェフリー・ジュ氏は「多くの新興市場ではマルチSIMのサポートが絶対条件となっている。優れた機能と最新鋭技術を組み込んだ総合的なトータルソリューションを開発することによって、メディアテックはエンドユーザーの要望に応えるだけでなく、世界の一流デバイスメーカーにも注目されている。当社が開発中のエキサイティングな新製品ラインによって、近い将来にはより安価で高機能のモバイルデバイス・ソリューションを新興市場はじめ他の市場に提供できると考えている」と語った。

▽メディアテック(MediaTek Inc.)について
メディアテックは、無線通信およびデジタル・マルチメディア・ソリューションの大手ファブレス半導体メーカーである。同社は無線通信、高解像度テレビ、光学ストレージ、DVD、ブルーレイの各製品向け最先端SoC(システムオンチップ)システムソリューション開発の市場リーダーおよびパイオニアである。同社は1997年に創立され、台湾証券取引所に証券コード「2454」で上場している。メディアテックは台湾に本社を置き、米国、中国本土、シンガポール、インド、日本、韓国、デンマーク、英国、スウェーデン、ドバイに販売や研究開発の子会社を持っている。詳細はwww.mediatek.comを参照。


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