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カゴメ、植物工場開発のグランパに出資 相互連携で合意

 カゴメは27日、植物工場の開発・運営を手掛けるグランパに3億円超を出資し、相互連携を図ることで合意したと発表した。

 グランパは、担い手となる農業者の不足や、農産物の数量や価格変動などの問題を抱える農業分野において、ドーム型植物工場「グランパドーム」を独自に開発し、円形水槽の自動スペーシングシステムによる安全安心な葉菜類の高効率生産に取組んでいる。

 「グランパドーム」の施設製造・販売に加え、リーフレタスをはじめとする農産物及び同加工品(カット野菜)の生産・販売事業も手掛けており、国内外において新たな農業ビジネスモデルとして注目されている。

 カゴメは、国内においては、園芸農業の技術や経営を担う人材育成を通じて、安定した農業経営体を構築すること、海外にむけては、日本発の農業モデルを輸出産業にすることを目指している。

 今回の出資により、カゴメが生鮮トマト事業において確立してきた大規模施設園芸の栽培技術と、グランパのノウハウを融合し、日本における農業の成長産業化を目指す。


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