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ティッセン・クルップが常州国家ハイテク産業開発地区に投資

【常州(中国江蘇省)2013年4月17日PRN=共同JBN】ドイツの巨大産業、ティッセン・クルップ(ThyssenKrupp)は4月12日、中国江蘇省の常州国家ハイテク産業開発地区(CND)でエンジン製造施設の建設を開始した。投資額は3800万ユーロで、プロジェクトの第1段階では自動車向けの組み立て用カムシャフトを製造する。

ティッセン・クルップの業務は鉄鋼、自動車技術、機械製作、エンジニアリングデザイン、貿易を含んでおり、2012年版のフォーブスグローバル500社の122位にランクされている。昨年9月、1年間の調査と評価に基づいて、CNDを中国南部における生産拠点とすることを決定した。

ThyssenKrupp Valvetrain China Ltd.の投資額は3800万ユーロで、2014年4月に生産を開始する予定だ。設計上の能力に到達すれば、第1段階で年間120万個のカムシャフトモジュールを生産し、売り上げは6億元(約7500万ユーロ)の見込み。同社はカムシャフト組み立てで自社特許を何件か保有している。カムシャフトの生産は従来の高エネルギー消費型の鋳造・鍛造方式の代わりに、エネルギー消費が少ない自社の干渉組み立て技術を使いカムシャフト製品の軽量化、差別化を図っている。

CNDには経済力があり、交通の便がよく、確立されたサポート体制と豊富な人的資源に恵まれて投資環境に優れているため、中国国内や国際企業の投資が拡大している。揚子江デルタの中でも急速な経済成長を遂げている地域の一つであり、投資のリターンが最大で、投資先としての潜在力が大きい。フォーブスのグローバル500社のうち現在30社が進出している。


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