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シャープ、サムスン電子と資本提携 液晶分野の協業強化へ

 シャープは6日、韓国・サムスン電子の日本法人であるサムスン電子ジャパンと資本提携することを発表した。サムスン電子ジャパンから約104億円の出資(発行株の3.04%)を受け入れる。

 今回の資本提携は、液晶分野における両社の企業価値向上に向けた双方の信頼構築と、シャープの自己資本増強が目的。今回の出資により、サムスン電子ジャパンは、三井住友海上火災保険(2.61%)を抜き、日本生命保険(4.73%)、明治安田生命保険(3.89%)、みずほコーポレート銀行(3.56%)、三菱東京UFJ銀行(3.54%)に次ぐ、第5位の株主となる見通し。

 シャープは従来から、サムスン電子に液晶パネルを供給してきた。今回の資本提携により、協業関係を更に強化。大型テレビ向け液晶パネルやノートパソコンなどのモバイル端末向け中・小型液晶パネルを長期的に供給していく。

 調達した資金の具体的な使途は、液晶ディスプレイの高精細化のための新規技術導入として69億円、タブレット端末や高精細ノートパソコンといったモバイル機器関連の液晶製造設備の合理化等に関わる投資などで32億3400万円としている。


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