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三菱自動車、EV「i-MiEV」など5820台をリコール

 三菱自動車工業は24日、電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」などの制動装置(ブレーキ負圧電動ポンプ)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、平成23年7月28日~平成24年10月26日に製造された、「i-MiEV」「MINICAB-MiEV」、スズキ「EVエブリイ」の計3車種5820台。

 「i-MiEV」については、ブレーキ倍力装置に負圧を供給するブレーキ負圧電動ポンプにおいて、内部のロータの加工が不適切なため、先端が鋭利な形状となっているものがある。そのため、そのまま使用を続けると、ロータの先端が欠け、負圧ポンプが作動せず、制動距離が長くなるおそれがある。

 ほか2車種は、ブレーキ倍力装置に負圧を供給するブレーキ負圧電動ポンプにおいて、内部のベーンの検査が不適切なため、加工工程で発生した亀裂があるものを組み付けたものがある。そのため、そのまま使用を続けると、ベーンが破損し、負圧ポンプが作動せず、制動距離が長くなるおそれがある―としている。


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