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日新製鋼、山口・周南製鋼所を改良工事 転炉設備などを増強

 日新製鋼は、周南製鋼所(山口県周南市)で稼働している製鋼設備のリフレッシュ工事を実施することを決めた。今回の工事により、ステンレスの製造コストの削減、品質の向上、コイル大型化・5フィート幅対応が可能となり、小ロット多品種生産を行いながら、高い生産効率を実現することができる。

 同社では、グローバル・ステンレストップメーカーへの飛躍を目指し、現在、日本金属工業(日金工)と10月を目途に経営統合することで基本合意し、検討を進めている。製鋼工程については、今回のリフレッシュ工事により周南製鋼所へ生産集約を行うものとし、集約が完了した時点で日金工の衣浦製造所における操業は休止する計画。

 今回の工事にかかわる投資金額は約270億円。2014年後半から順次稼働を開始する。主な工事内容は、転炉設備や真空脱ガス設備、連続鋳造設備新設の増強。これにより生産能力は年産80万トンとなる。


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