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三菱電機、照明事業を再編 ランプ等の製造・開発・販売を統合

 三菱電機は、照明事業体制の再編を10月1日に行なう。LED化の進展などの照明市場環境の変化に対応し、更なる事業拡大を図るため。LED照明事業を社会の節電・省エネに貢献する中核事業の一つと位置づけ、三菱電機グループ内において、開発・製造・販売面での連携を高め、事業を強化していく。

 三菱電機では、照明事業の強化を目的として独オスラム社との合弁により、ランプ・蛍光灯の製造を担当するオスラム・メルコを1988年に、販売を担当する三菱電機オスラムを1989年に設立し、オスラム社の技術力と同社の販売力を活用する体制を構築した。また、照明器具の製造・販売を担当する三菱電機照明を100%子会社として1989年に設立し、関係会社3社体制にて、照明事業を推進してきた。

 一方、近年の地球環境保護に対する意識の高まりに伴い、環境配慮型の製品の一つとして、LED照明が注目されていたが、特に、2011年の東日本大震災以降、節電・省エネに欠かせない商品として、国内照明市場のLED化が加速している。

 LED化の加速により、ランプと照明器具の一体化が進むことに対応し、従来の3社体制を1社に統合する。オスラム社とは従来通り緊密に連携した製造・販売体制を維持することで基本合意しているが、今回の体制再編でオスラム社との合弁関係は発展的に解消される。統合後の新会社の詳細は今後具体的に詰めていく。


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