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米SIグループ、中国・南京にフェノール樹脂工場を増設

 【上海4日PRN=共同JBN】SIグループ(本社:米ニューヨーク州スケネクタディ)は中国江蘇省南京市の南京化学工業団地(NCIP)にフェノール樹脂生産工場を増設すると発表した。総工費は3000万米ドルで、当初の生産能力は年間3万トンだが、年産7万トンまでの増産が可能。増設工場の操業開始は2013年5月の予定で、ゴム、接着剤、摩擦用、注入剤、耐火用などの各用途に向け塊状、粒状、液体、粉末の形状のフェノール樹脂を生産する。

 南京を特に工場立地を決めたのは、SIグループの顧客のニーズおよびビジネス処理の必要性がその理由。南京化学工業団地は世界的水準のインフラが備わり、熟練した労働者がいるほか、資材輸送面や原材料へのアクセスも優れている。

 SIグループはこのほど、上海松江区にある工場に最新のゴム、工業用フェノール樹脂応用研究所を設立すると発表している。この近代的研究所への総投資額は約150万米ドル。研究所は、樹脂製品の研究開発では世界的な水準を満たすもので、産業技術および技術革新の主導的企業としてSIグループの立場をさらに強化するものである。また松江区工場には300万米ドルを投じて、最新型の汚水処理プラントを設置している。南京での新フェノール樹脂工場建設および、2012年の樹脂生産能力拡大計画は、中国市場におけるSIグループの成長加速戦略に沿ったものである。

 ▽SIグループについて
 SIグループは1906年に設立された家族経営企業で、本社は米ニューヨーク州スケネクタディにある。フェノール樹脂、アルキルフェノール樹脂、アルキル化フェノールその他中間化学製品の開発、生産では世界的な主要企業で、現在は世界12カ国で20の生産施設がある。SIグループについてのより詳しい情報は http://www.siigroup.comを参照のこと。


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