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緩やかな成長だが二重底脱出を期待、ファニーメイ1月経済展望

 【ワシントン13日PRN=共同JBN】米連邦住宅抵当公庫ファニーメイ(OTC Bulletin Board: FNMA)のエコノミックス&モーゲージ・マーケット・アナリシス(EMMA)・グループが13日公表したリポート「2012年1月経済展望」によると、米国の財政政策問題と政治経済の不透明性が消費者および企業活動の程度を決める際の注目点であり、2012年の経済成長の主要な牽引要因となる。

 来るべき大統領選挙、企業および家庭向けの減税規定のあり得る期限切れ、現行の医療制度論議などは、今年予測されている2・3%の成長という穏やかなペースで経済を前進し続けるとの期待を不透明にする要因である。さらに、リセッションに陥る方向にあるユーロ圏の公的債務不履行の危機が及ぼす悪影響は、2012年の経済成長に及ぼす主要なリスクとしてとどまるものと予測される。

 消費者は主として労働市場情勢の改善、雇用見込みと今後の所得に対する考え方の前進が理由で、夏期のわだちから脱したように見られる。消費者の考え方が前向きの兆しを見せるとともに、最近の住宅事情の指標は当初は穏やかなペースだが歴史的低迷から脱することで、2012年を通じて斬新的な改善が期待される前向きの方向に進んでいる。

 ファニーメイのチーフエコノミストであるダグ・ダンカン氏は「われわれは特に雇用面でそこそこのモーメンタムで2012年に入っており、それが家庭や消費者の前向きの態度を育てている。残念ながらわれわれは今年上半期を通じて、このモーメンタムが緩慢であると予測している。2012年は世界経済、国内経済、住宅部門を含む政策変更と挑戦を数多く抱えている。われわれは総体的努力によって、2011年の二重底の脅威から徐々に離脱する穏やかな成長の年になることを期待している」とコメントした。

 「2012年1月経済展望」のオーディオ版は、ファニーメイのウェブサイト(http://www.fanniemae.com)にあるEMMAサイト(http://www.fanniemae.com/portal/research-and-analysis/emma.html?)のポッドキャストで聴取できる。またこのサイトでは、経済発展に関するコメント、景気予測、住宅予測、集合住宅市場コメントを含め2012年1月経済展望レポートの全文を読むことができる。

 この資料に含まれるファニーメイのエコノミックス&モーゲージ・マーケット・アナリシス(EMMA)・グループの見解、分析、推計、予測およびその他の見方は、ファニーメイの事業展望あるいは期待される結果を示唆するものとして解釈されてはならず、多くの仮定に基づくもので予告なしに変わり得る。

 ファニーメイはこの情報に影響を与える多数の要因に依拠している。EMMAグループは信頼できると思われる情報に対するEMMAの見解、分析、推計、予測もしくはその他の見方に基づいているが、これら資料で提供される情報が正確かつ受け入れられるものであり、すべて特定の目的に適していることを保証するものではない。これらの見方を強調する仮定もしくは情報の変更は、実質的に大きく異なる結果を生み出しうる。EMMAグループが公表する分析、見解、推計、予測あるいはその他の見方は、示された日時でのグループの見方を表しており、ファニーメイとその経営者の見方を必ずしも示すものではない。

 ファニーメイは手ごろな価格の住宅を拡大し、米住宅市場に寄与するために世界の資本を地域コミュニティーにもたらすために存在する。ファニーメイは連邦憲章を持ち、米国の二次抵当市場で業務活動を行ってモーゲージ・バンカーやその他の貸し手に資金を供給することでモーゲージ市場の流動性を強化し、住宅購入者に貸し付けを行う。ファニーメイの業務は米国で住宅を保有する人々を支援することである。

 ツイッターのフォローはhttp://twitter.com/FannieMaeを参照。


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