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神戸製鋼、中国のアルミ鍛造部品生産拠点で設備増強 45億円投資

 神戸製鋼は15日、中国の自動車サスペンション用アルミニウム鍛造部品の生産拠点である神鋼汽車部件(蘇州)有限公司で、鍛造プレス及び熱処理設備を各1台追加導入するとともに、上工程である溶解鋳造工程を新設することを発表した。総投資額は45億円。2013年3月からの稼動開始を目指す。

 神鋼汽車部件(蘇州)有限公司は、2010年9月に中国の江蘇省蘇州市に設立し、現在、2012年8月の量産開始に向け建設工事に取り組み中。

 近年、中国における自動車メーカー各社の生産台数は急速に拡大している。加えて、燃費規制の強化に対応するため車体軽量化ニーズが加速していることなどを背景に、同国におけるアルミサスペンションの需要は想定以上に伸張しており、神鋼汽車の受注量も増加が見込まれる。

 今回の追加投資はこのような状況を踏まえ決定したもので、6300トンメカニカルプレスおよび熱処理設備を各1台追加導入するとともに、溶解炉や鋳造ラインなど上工程の各設備も導入することで一貫生産体制を構築し、生産の効率化を図る。


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