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プラス許容差の太陽光発電モジュール、CNPVが正式承認

【ルクセンブルク、東営(中国)28日PRN=共同JBN】ルクセンブルクの太陽光発電製品の大手一貫メーカーであるCNPVソーラー・パワー社(CNPV Solar Power SA)は28日、プラスの許容差を持つ同社太陽光発電モジュール供給の現行業務を正式承認した。

CNPVは太陽光発電モジュールの評価ラベルに基づくプラス許容差の太陽光発電モジュールを提供している。従来の文書化された取引契約は、業界の共通慣行に従いプラス・マイナス許容差のモジュールを提供することにあった。以前に文書化された取引契約は、現実の発電量よりも幅広い許容差があったため、大面積モジュールの価値を増した取引契約を反映するように再調整されている。

CNPVのビピナ・ビーラジュ・チャウドリー最高執行責任者(COO)は詳細を次のように説明した。「より厳格で厳密な許容差によるセル選択プロセスの結果、当社のモジュール生産は主要メリットの3つの重要要素を当社顧客に提供している。それは、モジュール寿命と発電能力増強のためのセル発電均一化、2%程度の追加電力利得のためのモジュール均一化、少なくとも請求書に記した出力定格の価値を常に提供できる能力である。当社はこうした分野で改善されたメリットを提供することに傾注しており、これによってわれわれはこれらの課題について肯定的な面を常に提供することを保証できるようになった。これまでにわれわれは業界標準を超越し、すべてのモジュールがラベル評価と同等、ないしは最大3%大きな出力にする社内基準を正式確定した。この+3%許容差にするために、われわれは出力のいっそうの分別を行っている。われわれはImp(最大出力動作電流)に基づくサブビニング(製品サンプル抽出)を実行し、パレット内に結合された各々のモジュールが許容差1%以内になることを実現している。そして最後に、セル選択ための当社の一次ビニングは競争他社よりも大きな選別率を採用しており、これによって各々のモジュールのセルは許容差を大幅に縮小することで均一化されている。より厳密な許容差は実世界での使用で発電量と長寿命に大きな影響があり、収益創出の顧客目標に大きなメリットとなっていることが個別に示されている」

この機能には、ときには大きな数字は大きなメリットとの個人の認識に基づくというような直感ではわからない要素がある。プラス値の発電許容差の場合はこれに当てはまらない。-3%+3%の許容差は6%の潜在的な変動がある。モジュールの1%サブビニングを利用することによって、パレット/ストリング内部の潜在的なモジュールのミスマッチは6%から1%に削減され、その結果発電量の正味は2%増える効果が生まれている。

CNPVモジュールは引き続き、結晶太陽光発電技術を活用して投資に対して最大限の金融利益を提供するという同社の戦略に沿って供給される。プラス値許容差プロセスを正式承認することによって、2011年11月1日から、CNPVの製造施設から出荷されたすべてのモジュールが3つの重要利点を含んでいることが契約上保証されることになる。

▽CNPVについて
CNPVソーラー・パワー社(CNPV Solar Power SA、NYSE Euronext: ALCNP)は、中国にある同社完全子会社であるCNPV東営ソーラー・パワー・カンパニー社(CNPV Dongying Solar Power Company Limited)を通じて、インゴット、ウエハー、太陽電池の生産から太陽光電池モジュールの組立に至る太陽光発電製品の有力な一貫メーカーとなっている。CNPVは高効率でコスト効率のよい結晶太陽光発電モジュールを設計、製造、供給している。詳細はCNPVのウェブサイトhttp://www.cnpv-power.comを参照。


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