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ドイツのプラスチック企業RKW、カイロの新工場で生産開始

 【フランケンタール(ドイツ)、カイロ7日PRN=共同JBN】ドイツのRKWグループはエジプト初の工場で生産を開始した。エジプトのカイロに全く新しい生産施設を建設したもので、1年4カ月かからない工事期間で完成した。新工場名はRKWエジプトで、2011年11月10日に株主一族、主要顧客、機械供給業者、エジプト政府代表、RKW社取締役会が出席して正式に工場の開所式を行う。

 工場の敷地はカイロ郊外「10月6日シティー」工業団地の中の2万平方メートルで、生産用建屋や倉庫、管理棟などの建設に3000万米ドル以上の資金を投じた。工業団地はカイロ南西35キロメートル、ギザのピラミッド群にはほんの数キロメートルの場所にある。

 ▽現地専門家のためのドイツのノウハウ
 工場の当初の雇用予定人数は約40人で、製造施設の生産の第一段階には、最新技術による押型機、押し出し成形ラインなどを備える。現在ドイツの専門家が現地労働者を訓練中で、一連の生産開始の準備を行っている。

 RKWの新工場は、プロクター&ギャンブル・エジプト社のおむつ生産工場近くに立地している。同社は、品質とサービスを重視する世界の主要消費財メーカーの一つ。同社のベビー用品事業は、乳児が健康で幸せな発育を手助けされるべきところではどこでも事業を拡大することに力点を置いている。

 プロクター&ギャンブルは、おむつ製造用のフィルム類や非織製品をRKWから買い付けており、RKWとは戦略的パートナー関係にあり、過去3年間連続でRKWに「優秀サプライヤー賞」を授与してきた。両社のパートナーシップ関係は、世界の消費者の生活を改善するとの共通した戦略の上に成り立っている。

 RKWの対エジプト投資は特に、プロクター&ギャンブルにとって生産原材料調達の現地化するもので、おむつ生産原料の炭素排出量を削減するほか、現地エジプト経済を発展させて、エジプト人の日常生活を改善し、より責任ある環境に優しいサプライチェーンを通じて、消費者にブランドを選択できるようにするものだ。

 ▽RKWグループについて
 RKWグループは世界的に活動している企業で、高品質のポリエチレン、ポリプロピレン・フィルム、非織布、ネットの国際的主要メーカーの一つ。独立系の家族所有の企業で、株式は上場していない。RKWは過去54年にわたって品質、技術革新、サービスの面で標準となってきた企業でもある。現在は21カ所あるグループ内企業所在地で2800人以上を雇用しており、2011会計年度には約11億ドルの売上高を達成した。


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