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航空業界の成長は5カ月連続増、OAG10月統計リポート

 【シカゴ7日PRN=共同JBN】UBMエビエーション(UBM Aviation、http://www.ubmaviation.com)ブランドの一つであるOAGが公表した最新の統計によると、世界の航空会社は5カ月連続して便数が前年比3%増、客席数が5%増の計画を達成した。

 10月のOAG FACTS(便数と座席数トレンド統計)リポートは、世界の航空産業は対前年比で今月の便数は8万7176便、座席数1660万それぞれ増加する予定であり、世界の航空産業は引き続き顕著に確実な上昇傾向にある。この数字は10月の総便数で2650万、総座席数で3億3730万に相当する。

 UBMエビエーションのピーター・フォン・モルトケ最高経営責任者(CEO)は「定期便とその座席数がこのように一貫して伸びていることは希なことである。業界の収益予測は弱含みだが、乗客の需要は悲観的な経済見通しを引き続き振り払うものだという航空会社の自信の表れである」とコメントした。

 便数(3%増)に対して座席数(5%増)が全体的により大きく増加しているというバランスは、ますます多くの航空会社が旧式の航空機をより多くの乗客を運べる次世代航空機である大型機に置き換えていることを反映している。今月の1便当たりの平均座席数は、2010年10月の125に対して127となっている。

 アジア太平洋地域の成長は依然として他地域をしのいでおり、地域の空港を離着陸する予定便数は11%増、座席数は9%増である。同地域の10月のサービスの数字もまた目覚ましく、今月は8%増のほぼ1億の座席となり、アジア太平洋地域間の座席数は世界のそれの30%を占める。

 座席数でトップ3の空港は2010年(アトランタ、北京、ロンドン・ヒースロー)から変わりはなかったが、羽田空港がシカゴ・オハラ空港を上回って世界4番目のハブ空港として台頭した。これは1年前の今月に開設した第3旅客ターミナルに支えられた結果である。羽田空港はさらなるサービス予定のためにより多くのスロット割り当てられる予定によって引き続き成長する見込みである。

 世界のトップ空港であるアトランタは、予定便数で3%減、座席数で1%減となった。北京は急速の追い上げ、昨年同月と比較して便数と座席数で5%増となり、ロンドン・ヒースロー空港を引き離しつつある。10月の数字は、両空港間のギャップは2010年のわずかに2739座席から45万1573席に広がった。

 世界の特定の空港、ルート、国・地域についての情報を含む2011年10月のOAG FACTSの詳細については以下のウェブサイトから入手できる。http://www.oagaviation.com/OAG-FACTS/2011/October-Executive-Summary

 OAG FACTSは世界の航空会社の活動について視覚的な評価を毎月更新して提供している。OAG FACTSはインタラクティブなグラフを使用し、世界航空会社スケジュールのOAG統合データベースから提供される10年間の業績トレンドを表示している。


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