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マスターバッチ工場を新設、天津開発区にキャボット社

【天津(中国)23日PRN=共同JBN】キャボット社(Cabot)は19日、天津経済技術開発区(TEDA)で天津マスターバッチ工場の開所式を行い、TEDA内にある天津南港工業区のチャン・ジュン(Zhang Jun)副区長、キャボットのショーン・コヘイン特殊事業部門、アジア太平洋地区担当副社長兼高性能部門担当ゼネラルマネジャーが参列した。

チャン・ジュン氏は「キャボットは高性能カーボンブラック素材に特化したグローバルリーダーとして2005年TEDAに進出して以来、最先端テクノロジー、効率経営、先進概念によって優れた成果を上げ、TEDAの経済発展に大きく寄与してきた。世界最大のブラックマスターバッチ(顔料、添加剤)製造施設として落成した新工場は、社業を大きく前進させるだけでなく、TEDAにある化学産業の総合力をさらに強化するだろう。TEDA管理委員会は一貫してキャボットの成長持続を支援、良質のサービスを提供する。われわれはキャボットが新工場開設を期に、より大きな発展と貢献を実現するために開発、増産、品質向上に努め、引き続きテクノロジー、経営、保安、環境保護で指導的かつ模範的役割を果たすよう期待している」と語った。

キャボット・パフォーマンス・プロダクト(天津)社(Cabot Performance Products (Tianjin) Co., Ltd)は2005年6月17日創設され、中国で初めて年間生産能力2万トンの真正の特殊カーボンブラック生産ラインを確立した。その製品は自動車、家庭用品、ワイヤ、ケーブル、パイプなど各種の用途があり、国内の空白を埋めるものである。キャボットは2010年、中国、アジア太平洋地区の顧客サポートを改善するため、年産4万5000トンの高性能ブラックマスターバッチ工場建設に約2000万米ドルを投資した。敷地2万8000平方メートルの工場は世界最大のブラックマスターバッチ生産施設である。マスターバッチの品質を確保するため最新のテクノロジーを使っている。マスターバッチ新工場はキャボット天津カーボンブラック基地の資源を利用、カーボンブラック供給とマスターバッチ加工、エネルギー再生を合わせた世界初の高度統合生産施設である。


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