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三井住友建設、支間100M超え曲弦形式PC橋「仮・大簾川橋」完成

大簾川橋
大簾川橋(仮称)の全景(写真・三井住友建設)
 三井住友建設は、京都府から受注し施工を進めていた、吊床版架設工法を応用して建設する曲弦形式PC(プレストレストコンクリート)橋である「大簾川(おおみすかわ)橋(仮称)」を完成させた。

 同社は、吊床版架設工法を応用して架設し構造系を自碇構造に変換して完成させる曲弦形式PC橋を開発し、2001年に世界で初めて建設して以来、国内の橋梁として初めてfib(国際コンクリート連合)最優秀賞を受賞した青雲橋を2004年に建設するなど、このタイプの橋梁建設のパイオニアとして技術開発を重ね、技術ノウハウと実績を積み上げてきた。

 大簾川橋(仮称)は、この架橋技術を結集して建設を進めていた曲弦形式PC橋で、このタイプの橋梁として世界で初めて支間100メートルを突破した。

 吊床版架設工法を応用して建設する曲弦形式PC橋は、架橋地点の自然環境に影響を与えずに建設できるという優位性をもっており、同社では生物多様性保全に向けた社会的ニーズに応えることのできる工法として、さらなる展開を図る方針。


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