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ライプチヒで国際交通フォーラム 温暖化軽減での役割

 【パリ4日PRN=共同JBN】パリにある国際交通フォーラム(ITF)のジャック・ショート事務局長は4日、2008年ITFフォーラム(ドイツ・ライプチヒ、5月28-30日)の日程を発表し、「ITFは世界温暖化の取り扱い方について意見を述べる交通部門のユニークな機会を提供する。フォーラムは世界中から関係大臣、政治家、主要な業界関係者、主要研究者やNGOと市民団体の高レベル代表団が一堂に会して、交通部門がどうすれば世界的温暖化の影響を最も良く軽減することができるかを話し合い、議論して、一連のメッセージを提供することになる」と語った。

 フォーラムは今後50年にわたり世界の排出ガスをほぼ50%減らすため交通部門が貢献するとすれば国内的、国際的に実行しなくてはならない戦略と手段を話し合う。50カ国余りの運輸大臣、業界リーダー、専門家がこのフォーラムを「年度交通サミット」にする。

 ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、2008年フォーラムで基調演説する。ショート事務局長は「ドイツ首相の参加は、ITFを高いレベルの戦略的基盤と見る重要な役割、また世界的温暖化が提起する交通部門の重要な問題を強調するものある」と語った。多数の講演者の中には特にエアバスのトーマス・エンダース最高経営責任者(CEO)、バレオのティエリ・モランCEOら業界リーダー、最近の報告書「低カーボン排出カーに関するキング・レビュー」の著者であるジュリア・キング教授ら有力研究者、アンヘル・グリア経済協力開発機構(OECD)事務総長、田中伸男・国際エネルギー機関(IEA)事務局長ら国際機関の要人が含まれる。

 フォーラム初日は業界、有力研究者、主要な利害関係者らの話し合いと議論が予定され、その後彼らが政策立案者や政治家向けの重要なメッセージを作成する。フォーラム2日目は、エネルギー・セキュリティー、技術の役割、交通部門の排出ガス削減のための政策について、基調講演と高位のパネル討議が含まれる。関係大臣は閣僚特別会議で国際的、政治的諸問題を協議する。フォーラム最終日の3日目は、フォーラムとしての最終的な重要メッセージと結論を公表する。

 議論や討論のほかに企業、公共機関、研究者、団体に開かれた展示会がある。展示会は、エネルギー効率のいい技術やエネルギー効率と炭酸ガス(CO2)軽減に関わる優れたプラクティスのための政策や解決法を展示する。

 ITFまた、交通部門の持続性を向上させることを目指す革新的、包括的、結果重視の戦略に対して3つの賞を授賞する。3賞のカテゴリーはそれぞれ、地方もしくは地域公共機関、革新的な交通管理計画を持つ企業、そして新進気鋭の研究者に与えられる。

 ドイツ・ライプチヒのザクソンシティーが、5月28-30日の「交通とエネルギー:気候変動への挑戦」をテーマとするITFフォーラムを主催する。

 フォーラムのプログラムを調べ、登録情報や定期的情報更新を取得するには以下のサイトまで。

 http://www.internationaltransportforum.org/forum2008.html

 国際交通フォーラム(ITF)はOECDの下部組織であり、世界の50カ国以上の高級レベルの交通、ロジスティックス、移動性に関する世界的基盤かつ集会場である。政府、政界、企業、研究、民間団体の主要人物が・ライプチヒで開かれる「年度交通サミット」の年次会議に参集する。

 (共同通信PRワイヤー)


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