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中部電力が浜岡原発停止要請受け入れ、不足に備え応援融通停止も

 政府から浜岡原子力発電所全ての号機の運転停止要請を受けていた中部電力は9日、要請を受け入れることを明らかにした。

 現在運転中の浜岡原子力発電所4、5号機を準備が整い次第速やかに停止する。また、停止中の3号機(沸騰水型、定格電気出力110万キロワット)についても、当面運転再開を見送ることとなった。

 3、4、5号機の定格電気出力は361万7000キロワット。中部電力が試算した7月の消費電力は2560万キロワット、8月は2560万キロワット、9月は2432万キロワットで、停止した場合、7月は61万キロワット、8月は25万キロワット、9月は17キロワットの電力不足に陥る。

 そのため同社では、東京電力管内に送電している応援融通(7月~9月=75万キロワット等)の停止と、長期計画停止を検討していた武豊火力発電所(愛知県武豊町)を再稼動させる方針。これらが講じられれば、7月は55万キロワット、8月は89万キロワット、9月は99万キロワットの余剰が生まれる。

 同社では電力の安定供給を目指して電力需給対策本部を設置して施策を講じていく方針。


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