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ソニー、生産再開に目処 既に9製造事業所で再開

 ソニーは28日、東日本大震災の影響に伴うグループの製造事業所における生産活動の現状を発表した。先月14日時点では10カ所の製造事業所で生産活動を停止していたが、そのうち9カ所が既に生産活動を再開させた。残るソニーケミカル&インフォメーションデバイス(株)多賀城事業所についても生産活動再開の計画がまとまった。

 多賀城事業所は、地震及びそれにともなって発生した津波による浸水で多大な被害を受けたが、復旧に向けた活動の結果、主力生産品目であるブルーレイディスクなどのディスクメディアの生産を5月末から、また、磁気テープの生産を7月末から、順次再開することを目指す。同事業所内で生産していたその他の製品については、宮城県、福島県などにあるそれぞれの主力工場に移管、集約し、早期の生産量回復を目指す。

 多賀城事業所の復旧後は、早期の地域復興を継続的に支援するため、自治体等と協力して、地元企業への多賀城事業所の一部の建物の貸与や自治体に対する人的支援なども積極的に検討している。

 また、地震等からの直接の被害を受けなかった国内外の一部の製造事業所においても、原材料・部品等の調達状況に応じて、一時的に一部の生産ラインの稼働調整を行っている。原材料・部品などの調達状況の改善に取り組むとともに、生産活動に影響が出ている製品については、引き続き、ソニーグループ内における原材料・部品在庫の再配置や代替品の使用、原材料・部品供給元の拡大などを適宜進めることで、早期の生産回復を目指す。


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