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サムスン電子とIBM、クロスライセンス契約を発表

【ソウル、アーモンク(米ニューヨーク州)9日PRN=共同JBN】サムスン電子とアイ・ビー・エム(NYSE: IBM)は9日、特許のクロスライセンス契約を発表し、そのもとで両社はそれぞれが持つパテントポートフォリオを互いに許諾することになった。

両社は契約の具体的な条件は明らかにしなかった。

アイ・ビー・エムとサムスンはそれぞれが、過去数十年間にわたり広範な技術をカバーする強力なパテントポートフォリオを築いてきた。その中には半導体、電気通信、ビデオ・モバイル通信、ソフトウエア、技術を活用したサービスが含まれる。今回のクロスライセンス契約によって、両社は双方の特許発明を利用して高度な技術やビジネス需要に応えるために役立てることで、自由に技術革新し、ビジネスを遂行できることになる。

両社は双方の競争力を維持しながら、クロスライセンスによってはぐくまれる協力関係によってより良い製品、サービスを提供する能力が高まるとしている。

サムスン電子でIP戦略チームを担当する上級副社長のアン・スンホ(安昇晧)博士は「今回のライセンス契約によって両社は双方の基礎技術特許の利用が可能になるため、両社の技術革新のペースを速め、ビジネスの成長を達成するのに役立つだろう。さらに当社としてはこの契約によって、テクノロジー産業における2大革新企業がより広い分野で共同する機会が開かれることを期待している」と語った。

アイ・ビー・エムのパテント・ソフトウエア・サービシズIPライセンシング担当副社長ケン・キング氏は「特許と技術革新はアイ・ビー・エムの高価値経営戦略の重要な構成要素だ。特許は当社が研究開発のために行う巨額の投資を守ることに加え、クロスライセンスの締結につながり、そのことによってアイ・ビー・エムやサムスンのようなパートナーの行動の自由度が非常に大きくなるが、これは現代の競争の激しい世界のビジネス環境では不可欠のことだ」と述べた。

アイ・ビー・エムとサムスンは2010年に世界で最も創造的な企業として最上位にランクされており、米国特許の取得ではそれぞれ1位と2位を占めている。アイ・ビー・エムは18年連続で米国特許を最も多く取っている。
詳しい情報は以下を参照。http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/33341.wss

▽アイ・ビー・エムについて
詳しい情報はウェブサイト(www.ibm.com)を参照。

▽サムスン電子について
サムスン電子は半導体、テレコミュニケーション、デジタル・メディア、デジタル収束技術で世界をリードする企業であり、2009年の連結売り上げは1168億米ドル。約17万4000人の従業員が66か国、193のオフィスで働いており、独立して運営されている8社の事業部門がある。ビデオディスプレ-、移動体通信、通信システム、デジタル機器、ITソリューション、デジタル・イメージング、半導体、液晶表示装置の8社。サムスン電子は世界で高成長ブランドのひとつとして知られ、デジタルテレビ、メモリー、携帯電話、薄膜トランジスタ駆動液晶ディスプレイ装置では世界最大のメーカーのひとつ。詳しい情報はウェブサイト(www.samsung.com)を参照。


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