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トヨタ自、タイとアルゼンチンで「IMV」の生産能力増強

 トヨタ自動車は、タイとアルゼンチンにおける世界戦略車(IMV)生産工場の能力を増強することを発表した。アジアや中近東などの新興国を中心に需要が拡大していることに対応するためで、各拠点での生産能力を増強させ、世界におけるIMV生産能力を約90万台までに引き上げる。

 まず、2011年8月に、トヨタ・モーター・タイランド(TMT)バンポー工場で年間14万台から22万台に生産能力を増強する。そして、同年11月にはアルゼンチントヨタ(TASA)で年間7万台から9万台に生産能力を増強する。

 また、タイのサイアム・トヨタ・マニュファクチャリング(STM)において、IMV用ディーゼルエンジンの生産能力を年間22万基から33万基に引き上げる。投資額は合計で約255億円となる予定。

 IMVプロジェクトは、各国のニーズに合ったクルマをより低価格・迅速に提供するため、アジア・南米・南アフリカの生産拠点をIMVのグローバル向け供給拠点とするもの。あわせて、車両や部品の海外供給体制の最適化も図り、効率的な生産を行っている。

 トヨタは、2004年のタイでの「ハイラックス」生産を皮切りに同プロジェクトを開始、着実に取り組みを進めてきた。現在IMVは11の国・地域で生産。約140の国・地域で販売されている。今年7月にタイでIMV輸出累計100万台を達成したほか、今年のIMV年間販売台数が過去最高の80万台レベルを見込むなど、プロジェクトは確実な成果を挙げている。


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