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中国・常州にコマツの新工場、スクレーパーなどを生産

【常州(中国・江蘇省)24日PRN=共同JBN】建設機械大手、コマツの小松建機設備附件(常州)の開所式がこのほど、中国・江蘇省の常州国家高新技術産業開発区(CND)で開かれた。840万米ドルを投じた同社は、鉱業、エンジニアリング機械用のスクレーパー・バケットおよび関連製品の製造販売、研究開発を行うことになっている。

同社はまた小松(常州)建機公司の生産を支える不可欠な一部分で、年間1600基のスクレーパー・バケット、建設機械関連部品の生産を予定している。生産工場全体は4年で完成する予定だが、今年はスクレーパー・バケットを160基、リッジ・バスターを22基、グラブ・バケットを10基それぞれ生産し、2013年にはフル操業に入る。工場では、機械の部品組み立て、マシン・プロセシング、スプレー塗装、乾燥、最終組み立ての生産ラインを持つ。

この生産工場は、日本がCNDで行っているものとしては大規模なものの一つで、2011年の売上高は7000万人民元(約1100万米ドル)が見込まれている。このプロジェクトに投資しているアクロウ・マシナリー・マニュファクチャリングはエンジニアリング機械、産業機械、関連部品の生産では最先端の技術を誇っている企業。

CNDにあるコマツ・インダストリアル・パークは、中国でのコマツの事業拡大で重要な里程標で、現在は第一段階の建設が進められているが、すでに小松(常州)建機公司、小松(中国)投資公司 常州プロダクト・テクノロジー・ディベロップメント・センター(Komatsu =China= Investment Changzhou Product Technology Development Center)、常州勝代機械(Changzhou Katsushiro Machinery)、常州タガミ・イーエクス(Changzhou Tagamiex Machinery)、小松建機設備附件(常州)、 常州内村(Changzhou Uchimura)が進出している。小松(常州)建機公司を中心としてこのインダストリアル・パークは生産、技術、各種支援設備などを備えた世界的なエンジニアリング機械の研究開発、生産の拠点となろう。

常州市は、中国の活気に溢れた中国の都市の一つで、同市の環境、建設、生活水準などが大きく改善したことから、ここ数年は投資先として注目を浴びている。


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