現在位置: HOME > ニュース&コラム > ビジネス・産業 > 国際情報


広州交易会、交易相手探しの工夫で成果

【広州(中国)10日PRN=共同JBN】中国・広州交易会の参加者のほとんどにとって、ブースや展示者の中から完ぺきなパートナーを探し出すのは決してたやすいことではないかもしれない。広州交易会は、さまざまに異なるニーズを持ったバイヤーたちのこうした問題解決を助けるため、「交易相手探し活動(Trade Matching Activity)」を提供し、そこでバイヤーとサプライヤーが互いに面談し話し合うことができるようにする。この活動は広州交易会での「ダイヤモンド・プラットフォーム」として称賛されている。

フィンランドのオンニネン・グループは、この「交易相手探し活動」を通じて70を超える潜在的なサプライヤーの情報を得ることができた。オンニネン・グループは欧州8カ国に160の支店を持ち3300人の従業員がいる。彼らはこの種の交易相手探し活動を組織的に行うことでさらにチャンスがあると考えており、そうすればさらに多くの適正なサプライヤーを見つけられると見ている。オンニネン・グループの極東代表を務めるスン・クオタオ氏は「広州交易会がゴールデン・プラットフォームとすれば、この活動はダイヤモンド・プラットフォームと言える」と語っている。

輸入額が年間5億米ドルに達する日本企業のホームセンターコーナンは、建設資材から家庭用台所用品までを網羅した購入リストを持って広州交易会に来ている。同社の行っている「交易相手探し活動」では、広州交易会で50以上のサプライヤーの関心を引きつけている。バイヤーとサプライヤーはさまざまな製品について仕様、価格、品質などを話し合う。コーナンの荒川春子執行役員兼海外事業部門ゼネラルマネジャーは、金融危機以降、コーナンは海外から直接製品を輸入することに依拠しており、低価格で高品質の製品に対する大きな需要があると話している。近年中国はますます競争力を付けてきていると彼らは見ており、中国製品は同社の輸入の70%にまで達している。ホームセンターコーナンとしては、中国企業が日本市場の需要に応える製品を提供してくれると期待している。

「交易相手探し活動」は歴史的な広州交易会に新鮮な活力を与えており、多くのバイヤーが充実した日を送って帰って行く。広州交易会は常に時代と共にあり、世界経済の回復に従って、疑いもなくより良い製品とより良いビジネスのための世界一流のプラットフォームになっている。


関連記事

powered by weblio


前後の記事



記事バックナンバー

購読のご案内

取材依頼・プレスリリース

注目のニュース
最新の産業ニュース
写真ニュース

最新の写真30件を表示する