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現代自動車が6番目のOEMに、GENIVIアライアンス加入

 【サンラモン(米カリフォルニア州)22日PRN=共同JBN】オープンソースの車載用インフォテインメント(IVI)のリファレンス・プラットフォームの開発と導入を推進する自動車および家電業界団体である GENIVIアライアンス は22日、現代自動車がコアメンバーとしてアライアンスに加わり、6番目のOEMメンバーとなったと発表した。現代自動車は、GENIVIアライアンスに加入する韓国で初のOEMであり、これによりアライアンスのアジアのOEMへの取り組みが加速されることになる。

 GENIVIはまた、家電業界、ハイテクノロジー、自動車産業からのエコシステム・プロバイダー9社のコアメンバーへの加入も発表した。アイシン・エィ・ダブリュ株式会社、Altran Praxis、Ericpol Telecom、NAV N GO KFT、ネットロジック・マイクロシステムズ・インコーポレイテッド、エヌビディア、シリウスXM、STマイクロエレクトロニクス、Telemotive AG の9社は、コアメンバーとして加入することで技術協議会や作業部会に参加可能になり、これによりアライアンスのプラットフォームにおける技術面およびマーケティング強化を進める。

 これら新メンバーは、欧州で初の開催となったGENIVIの第2回全メンバー会議(ドイツ、ミュンヘン)に参加した。ここではGENIVIアライアンスの2代目プラットフォームのリリースに搭載予定の機能や2代目半導体アーキテクチャ(ARMベース)のサポートなどが話し合われた。

 GENIVIのグラハム スメサースト会長は「現代自動車の加入は、GENIVIのアジアへの拡大におけるマイルストーンと言える。現代自動車のOEMとしての優秀性は、今後の GENIVIの成功を左右するものとなるだろう。この提携によるGENIVIアライアンスのプラットフォームのさらなる成長を楽しみにしている」と語っている。

 現在、GENIVIアライアンスには、世界中の主要な地域における自動車エコシステム全般からの75社がメンバーとして参加し、6社のOEM、主要な1次サプライヤ、さらに車載用インフォテインメント市場における大多数の半導体業者が名を連ねている。

 ▽現代自動車(株)について
 現代自動車は1967年に創立され、2007年以降は24社以上の自動車関連子会社と関連会社をもった現代-起亜自動車グループに成長し、世界第5位の自動車メーカーとしてランクされている。従業員数は世界に7万5000人以上、2009年の販売実績は約310万台、売上高は米ドルで418億ドル(海外工場を含む、1ドル=1276ウォン換算)になる。現代自動車の車両は約6000の販売店やショールームを通して世界193カ国で販売されている。現代自動車および製品に関する詳細については、www.hyundai.com を参照。

 ▽GENIVI アライアンス について
 GENIVIアライアンスは、オープンソース開発の車載用インフォテインメント(IVI)の導入を推進する非営利団体である。GENIVIは、要件を整備し、リファレンス実装を進め、認証プログラムを提供し、活気あるオープンソースのIVIコミュニティを育成することによって、アライアンスの目的を遂行している。GENIVIの取り組みにより、開発サイクルの短縮、製品の市場投入の迅速化、IVI機器やソフトウェアの開発における企業のコスト削減に繋がる。GENIVIは米カリフォルニア州サンラモンに本部がある。
www.genivi.org.


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