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米上院、リトルフィールド氏のOPIC社長就任を承認

 【首都ワシントン24日PRN=共同JBN】米上院は24日、貧困層支援協議グループ(CGAP)の前最高経営責任者(CEO)であるエリザベス・リトルフィールド氏の海外民間投資公社(OPIC)社長兼CEO指名を承認した。リトルフィールド氏は6月25日付で就任する。

 OPIC( http://www.opic.gov )は米政府機関として、海外での持続可能開発における米国の民間セクター投資に資金を供給することによって、経済的、社会的開発を促進している。OPICは世界150カ国以上で活動しており、再生可能エネルギー、電気通信、電力、中小企業などの分野で保証、貸し付けその他の金融商品を提供している。

 リトルフィールド氏は2000年にCGAPに初めて加わった。それ以前はJPモルガンで仕事をしており、JPモルガンのエマージング・マーケッツ・キャピタル・マーケッツ部門のマネジングディレクターを務めた。彼女はその立場で中部、東部、南部欧州と中央アジア、中近東アフリカにおける資本市場事業を監督していた。リトルフィールド氏は、インベストメント・バンキングでの経歴と平行して、西部・中央アフリカとパキスタンでいくつかのマイクロファイナンス機関の立ち上げを指導するため1年半を過ごしている。

 CGAPは彼女のリーダーシップの下で、ここ数年で成長し盛んになったマイクロファイナンス産業形成を助ける調査と専門知識を提供することによって、思想的指導者とナレッジセンターとしての名声を確立することができた。

 リトルフィールド氏は「マクロファイナンスにとって重要な10年だった。この期間にCGAPが成し遂げたことに誇りを持っている。マイクロファイナンスは、多くの人のイマジネーションをとらえ、その心に入り込んだ。わたしにとってCGAPを率いることができ、しっかりして革新的で貧しい人たち専門に奉仕する産業の構築を援助する多くの素晴らしい人と組織とともに仕事ができたのは大変名誉なことである」と語った。

 過去数十年にわたって、マイクロファイナンスは開発専門家によって運営される金井産業からグローバル・ビジネスにまで発展してきた。CGAPは、現在では世界中の何百万という貧しい人々に持続可能なベースで金融サービスを行こなえるようになっている産業を構築するのを支援しながら、この変革の中心的役割を果たしてきた。リトルフィールド氏の舵取りの元でCGAPは、低所得層のためのリーダー的な賛同者となってきており、責任ある金融サービスへ取り込みを促進する一方で、透明性と優良事例の基準を構築することにより専門化するのを援助してきた。CGAPは、モバイルバンキング、極貧の暮らしをしている人に手を差し伸べるモデルなど革新性の最前線に立ってきている。政策立案者と緊密に協力しながらCGAPは金融上の安定性、金融サービスへの取り込み、クライアント保護によって、いかにお互いが強化され目標を達成できるかについて理解してもらえるよう務めてきた。

 リトルフィールド氏はCGAPでの仕事と併せて、ウーマンズ・ワールド・バンキング、プロファンド、アフリカ・インターナショナル・フィナンシャル・ホールディング、マスターカード財団、カルバート財団、E&Co.を含むいくつかの組織で役員を務めていた。
http://www.cgap.org


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