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近畿大など、茶かす等からバイオコークス製造を実演/東大阪

バイオコークス 東大阪市のモノづくり力を広く伝える展示会「もうかりメッセ東大阪2010in東京」が6月17日から、東京都大田区の大田区産業プラザPiOで始まった。ボルト・ナットの基盤産業から宇宙・ハイテク産業まで、ユニークな新製品、技術を展示されているなか、近畿大学では、トラックの荷台でバイオコークスを製造できる車輌「バイオコークストラック」を首都圏内で初めて展示し、実演した。

 バイオコークスは、お茶やコーヒーの抽出後に出る「かす」や、ジャガイモなどの野菜・果物の皮、木くずなど、あらゆる植物性廃棄物を再利用(加熱・圧縮)して製造する固形燃料。環境に優しいことから、製鉄や鋳造に使われる石炭コークスの代替品と期待されている。

 このプロジェクトでは、近畿大学を中心に、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業採択を受け、三菱重工環境エンジニアリングとともにバイオコークス量産機の開発を進めている。既に小型試験炉での試験では石灰コークスの20%代替に成功している。写真は、バイオコークストラックでコークスの製造を実演している模様。


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