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日立、上海に高さ172mの昇降機研究塔を建設 10月に完成予定

日立電梯エレベーター研究塔
今年10月に完成予定の日立電梯(上海)エレベーター研究塔(写真・日立製作所)
 日立製作所は24日、中国における昇降機の研究拠点である日立電梯(上海)に建設中の地上高172メートルのエレベーター研究塔が、今年10月に完成する予定であると発表した。エレベーター研究施設においては同国でもっとも高い施設となる。

 研究塔では、主に中国市場向けの安定速度1分あたり600メートルの超高速エレベーターや、高速大容量のダブルデッキエレベーターなどの製品開発を行う。また、エレベーターの安全性や乗り心地を向上するための先端技術の開発を推進する。

 研究塔の完成によって、世界最大規模の昇降機市場として成長を続ける中国市場のニーズに即応する体制を強化し、中国市場におけるエレベーターの高速化、大容量化に対応した機種の開発を進める。これにより日立は、中国における昇降機の市場競争力を高め、昇降機事業のさらなる拡大を図る。

 今後日立は、同研究塔のある上海の研究開発センター、中国における昇降機の最初の研究開発拠点である広州の亜州研究開発センター、世界で最も高い()地上高213メートルのエレベーター研究塔「G1TOWER」が4月に完成した日本の水戸統括本部、およびシンガポールの海外エンジニアリングセンタの、合計4つの研究開発拠点において、各地域のニーズに対応した技術開発を行うとともに、先端技術の共有化を進め、世界トップクラスの昇降機の製品化をめざした研究開発をグローバルに推進する。


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