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欧州の公的債務、石油漏出で不透明感 ファニーメイ報告

 【ワシントン17日PRN=共同JBN】米連邦住宅抵当公庫ファニーメイ(NYSE:FNM)のエコノミックス&モーゲージ・マーケット・アナリシス(EMMA)・グループが17日公表したリポート「2010年5月経済展望」によると、労働市場条件の改善と個人消費の強い増大が堅実な経済成長につながっている。

 経済は今年、3・5%のペースで成長すると見込まれているが、欧州における公的債務の懸念とメキシコ湾の石油漏出で予測される長期的な影響が2010年の全般的予測に不透明感をもたらしている。住宅販売では歓迎すべき急増があって、住宅購入者が税額控除に期待するプラスの影響があったことを示している。しかし、住宅販売の増加は(税額控除など)のインセンティブが終了とともに一時的なものになりそうである

 ファニーメイのチーフエコノミストであるダグ・ダンカン氏は「第1四半期に現れた強い弾みは、自律的な景気回復への方向を差し示している。個人消費はこの3年で最速のペースで伸びており、雇用市場は全体的に前進している。住宅販売は3月に伸び、購入者が4月末の税額控除期限前に購入契約を急ぐことが予測されて、今後数カ月さらに増加する可能性はある。税額控除は販売を前倒して第2四半期に入ることになりそうで、われわれは(第3四半期が始まる)7月から住宅販売の下方調整局面に入ると引き続き予測している。労働市場における雇用の増加ペースと信頼度は、今年末までの住宅販売の回復に対する主要な要因となるだろう」と語った。

 経済展望リポートは経済発展の論評、経済予測、住宅供給見込みが含まれ、利率、住宅供給市場、モーゲージ市場、全体的な経済状況の動きを詳述している。「2010年5月経済展望」全文の閲覧は、以下のウェブサイトでエコノミックス&モーゲージ・マーケット・アナリシスを参照。

 これら資料に含まれるファニーメイのエコノミックス&モーゲージ・マーケット・アナリシス(EMMA)・グループのウェブサイトの見解、分析、推計、予測およびその他の見方は、ファニーメイの事業展望あるいは期待される結果を示唆するものとして解釈されてはならず、多くの仮定の基づくもので予告なしに変わり得る。EMMAグループは信頼できると思われる情報に対するEMMAの見解、分析、推計、予測もしくはその他の見方に基づいているが、これら資料で提供される情報が正確かつ受け入れられるものでありすべて特定の目的に適していることを保証するものではない。これらの見方を強調する仮定もしくは情報の変更は、実質的に大きく異なる結果を生み出しうる。EMMAグループが公表する分析、見解、推計、予測あるいはその他の見方は、示された日時でのグループの見方を表しており、ファニーメイとその経営者の見方を必ずしも示すものではない。

 ファニーメイは手ごろな価格の住宅を拡大し、米住宅市場に寄与するために世界の資本を地域コミュニティーにもたらすために存在する。ファニーメイは連邦憲章を持ち、米国の二次抵当市場で業務活動を行ってモーゲージ・バンカーやその他の貸し手にファンドを供給することでモーゲージ市場の流動性を強化し、住宅購入者に貸し付けを行う。ファニーメイの業務は米国で住宅を保有する人々を支援することである。


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