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<アジア市場>エルピーダ、米半導体メーカー一部買収か

ABN Newswire
記事提供:ABN Newswire

Sydney, 2010年3月5日, (ABN Newswire) - 金曜日のアジアの株式はウォール街からのプラス先導を受けた。予想よりも良い内容の小売売上データや優良企業群に対するアナリストたちの格上げに支えられ、昨夜の米国の株式は若干の上昇を記録した。中国の引締め政策に対する新たな不安を受け、昨日のアジア市場は大半が値を下げて取引を終えた。中国の銀行株・不動産株が大幅に値を下げ、香港のハンセン指数は1.4%下落、上海総合は2.4%下落した。シンガポール市場も中国の不動産バブルへの不安から影響を受け、ストレイトタイムズは0.5%下落となった。輸出業者が円高により打撃を受け、日本の日経225は1.1%下落した。

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キリンホールディングス (TYO:2503) は、 San Miguel Brewery (PSE:SMB) における48%の持株比率をできれば100%へ向け拡大したいと考えている。キリンホールディングスは東南アジアにおける強固な事業をまだ確立していないことから、中国よりも同地域を優先する計画を立てている。キリンホールディングスは、合併・買収・提携を通じ日本での規模の経済を拡大することが必要であると考えている。

日本を拠点とする半導体製造企業エルピーダメモリ株式会社 (TYO:6665) は、米国の半導体メーカー Spansion (OTC:SPSNQ) のフラッシュメモリー研究開発施設を一部買収し、 Spansion の技術者を雇用する予定であると語った。エルピーダはスマートフォンに対し高まる需要を活用し、同社よりも強い韓国のライバル企業に対する競争力の向上を目指している。正確な取引額は明かされなかったが、木曜日に日経により報じられた30億-50億円からは大幅に下回る予定である、とエルピーダの広報担当は語った。

台湾を拠点とする半導体企業の経営は、木曜日に台湾で起きた地震により一時的に中断された。収入において世界最大の半導体メーカー Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. (NYSE:TSM) は、台南の同社生産ラインにおけるウエハー生産が中断されたと語った。 Chi Mei Optoelectronics Corporation (TPE:3009) は、運営を一時休止し、台湾南部にある同社の工場と本社部門が避難した後、運営の大半が復旧したと語った。 Advanced Semiconductor Engineering (TPE:2311) は19ヶ所の工場での運営を再開した。

China Merchants Bank (SHA:600036) (HKG:3968) は木曜日、バランスシートの強化に向けた株主割当発行を最近発表した後、今後3年間において追加の資金調達の必要性は無くなると語った。 China Merchants Bank は今週、 Bank of Communications (SHA:601328) (HKG:3328) や Bank of China (SHA:601988) (HKG:3988) などの国内同業社に続き、32億ドルの株主割当発行を行う予定であると語った。


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